毎日、食べると食べないでは、寿命が14%も違う辛い食べ物とは?

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唐辛子

世界中に広がっている、唐辛子は、大好物のスパイスの1つ。どこに行っても、似て非なるモノがあるので、探すのが楽しみです。ムシムシ湿度が高い夏は、これで乗り切りましょう。しっかり汗をかいて、デトックス。

ちょっと思い出しても、インドネシアのサンバルは甘酸っぱくて辛いチリソース(バリ島のお土産リクエストNo.1)。韓国のキムチ。中国料理で辛いと言えば四川料理。丸くてぽっちゃりとした朝天椒(チャオティエンヂヤオ)四川産唐辛子は、形に似て、辛さもまろやか。メキシコのハバネロは、レッド、オレンジ、グリーンなど色によって辛さも色々。日本は、一味唐辛子(邪道だけれど、すき焼きにかけると美味=節約した時のお肉に最高)等々。

米国のハーバード大学公衆衛生学部(Harvard T. H. Chan School of Public Health)Lu Qi栄養学准教授のグループは、「辛い食べ物を、一週間、ほとんど毎日食べている人の方が、一週間に一度、若しくはそれ以下の人より、14%も長生きできる可能性が増える。これは、常備食として、辛いモノを摂っている人の方が、たまに摂取する人より、ガン・心臓病・呼吸器疾患で亡くなるリスクが少なくなると言うことだ」と、新たな研究を発表しました。
(Harvard T. H. Chan School of Public Health News 4 August 2015)

研究は、中国における慢性疾患のKadoorie研究(KSCDC)として知られているChina Kadoorie Biobankに2004年~2008年の間、登録していた30~79歳、487,375名を対象に健康や食生活に関して行ない、ガン・心臓病・脳卒中の既往歴のある人は除いた。

「新鮮で乾燥した唐辛子(チリペッパー)は、中国の集団調査で、とてもよく使われるスパイスとして報告されている。チリペッパーに含まれているカプサイシンと他の生物活性物質は、抗肥満・抗酸化・抗炎症などがあると以前の研究でわかっているが、もっと、内容成分と死亡リスクの低下に関しての直接の関連性を、見つけ出す必要がある」とも述べている。(訳:tori3tori3)

唐辛子の辛さを計るスコヴィル値(Scoville scale)なるものもがあり、含まれているカプサイシンの割合を示すそうです。初期の味覚テストは、人の舌だより。さぞかし、汗もかき、舌もしびれたことでしょう。つらそうな研究。ちょっと同情してしまいます。今は、機械で測定。個人差がありますものね。

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