ボン・マルシェ百貨店

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22.美しさのためなら海藻嫌いも返上!

SUSHIは、スノッブなパリジェンヌに人気のメニューのひとつ。寿司に欠かせないのが海苔だが、ひと昔前までは、変な食べ物とされていた。しかし、最近、海藻のお肌への効果が見直されている。

人間の皮膚細胞の性質は、海水の成分ととても似ているのだそう。海水の中で育つ海藻には、ビタミン、オリゴ・エレメント、ミネラル、プロテインなどがたっぷり含まれ、これらの栄養素は、お肌を美しくするために必要なものとほぼ同じなのだという。海苔をはじめとする海草類は、ブルターニュ地方で生産されている。これらの海藻類は、食用としてだけでなく、化粧品などの美容製品にも活用されている。

クラランスのセラム・ミュルティ・コンフォール、ゲランのオデリー、シャネルのイドラ・システム、ダニエル・ジョバンスのエコセアンヌにも海藻類が含まれている。ガレニックのオフィセシリーズは、皮膚細胞の新陳代謝を早め、6週間後にはみちがえるようなお肌にし、リエラックのシステミックは、海藻の効果で肌の老化を防ぐ。
また、ボディ用として、タラソテラピーで知られるテルム・ド・サン=マロのボディローション、エミュルション・コレポレル、デコレオールのボディ用アルガロム、海洋成分を豊富に使った化粧品フィトメールのハンド用クレーム・マンなども。

海藻のもう一つの魅力は、痩身効果があること。この秋発売された、ブルターニュの新鮮な海藻に植物エキスをプラスした飲み薬ゴエフォルムは、エネルギーを補給し、不眠を解消、さらに痩身効果もあるという。
フィトメールのセクション・マンスゥールや、テルム・ド・サン=マロのジェル、タルゴのマッサージ用タルゴ・マンス、サノフィのリポファクトールなど、バラエティに富んだ製品が揃っている。海藻に馴染みの深い我々は、一歩リードといったところ。
あらためて海の自然の力に感謝したい。

rue Cler

rue Cler

23.誘惑の香りより「癒し」の香り?

石畳の道に落ち葉が舞うパリの秋は、一年で最もロマンチックな季節。カフェでは恋人たちが寄り添い、まさに「愛の都」そのもの。この甘いシーンで活躍するのが香水だ。フランス人は本当に香水が好きらしい。香水の記事が掲載されない雑誌がないといっていいくらい、毎回様々な情報が飛び交っている。シーズンが変わるごとに新しい香りが登場しているが、このところ香りの関心に変化がおきている。

リラックス効果のある「SHISEIDOリラクシングフレグランス」が、ギャラリーラファイエットで先行発売されたとたん、3日で売り切れたという。パリジェンヌを虜にしたのは、シャクヤク、ニンジン、クチナシ、ヨモギの東洋ハーブ4種類を配合したライトな香り。自分を演出し、男性を誘惑する手段として利用されてきた香りが、ストレスを和らげ安らぎを与える方法として求められているのだ。

この「癒し」の香りは、毎日の暮らし、空間にも漂う。エッセンシャルオイルのアロマテラピー、オリエンタルのお香、日本の線香などがパリでは人気だが、なかでも、香りのついたキャンドルは、パリジェンヌに欠かせない小物になりつつあるようだ。
ブギー・ド・フランスのキャンドルは、エッセンシャルオイルを配合したアロマテラピー効果があるもの。リラックスと葉緑素の2つの香りで80₣[フラン]くらい。ベランの香りつきキャンドル(185₣[フラン])は、バイオレット、オレンジ、ライトグリーンなどのカラーと丸みを帯びたシェイプが美しく、インテリアのアクセントに最適。
グラースにある香水メーカー、フラゴナールの香りつきキャンドルは、パリの香水美術館で販売している。また、A.P.C.の香りキャンドルは、カタログショッピングで手に入る。

恋愛にはストレスがつきもの。結局、パリジェンヌと香りは切っても切れない仲らしい。

Vittle

Vittle

24.パリの憂鬱を吹っ飛ばそう!

10月26日から冬時間に変わり、日が短くなったパリ。灰色の空におおわれた、暗く憂鬱な冬がいよいよ始まった・・・。

この季節の課題といえるのが、明るく元気に過ごすための対策。雑誌では、毎年のことながら、気が滅入りがちの冬を楽しむ方法がいろいろ企画されている。風邪や疲れを防ぐのに大切なのは、ビタミン、太陽、そしてお風呂。

ビタミンCは病気の感染を防ぐので、毎日80~100mg摂取するようにする。また、太陽の吸収が少ない冬は、ビタミンDが不足しがち。レバー、卵、バターなどの食物で補給を。フランステレコム(電話)の端末サービス、ミニテルの3615Vitanewsでは、より詳しいビタミン情報を提供している。

朝が遅く、夕方5時頃には暗くなるパリの冬は、太陽が恋しい時期。1日最低1時間、外出するのも冬を快適に過ごすコツ。フランスでの研究によると、人工の明かりの下で仕事を続けると、眠くなり集中力がなくなるそう。自然の明かりの中、思いっきり深呼吸すれば、気分も晴れ晴れ!

1日の疲れを癒し、冷えた体を温めるには、ゆっくりお風呂に入るのが一番。冬におすすめなのが、栄養たっぷりで甘い香りのミルク風呂。乳製品大好きのパリジェンヌもお気に入りのお風呂だ。
コテ・バスティドのボーテ・オ・レは、入浴剤からボディローションまで、いろいろ楽しめるミルク風呂シリーズ。ロクシターヌのボン・メール・オ・レは、マイルドなミルク石鹸。フィトビュールのパン・ド・レは、敏感肌に優しいパウダー。ディクレーのパン・トレタン・スュルグラ・ゾ・レは、痛んだ肌を和らげるクリーム。カルシウムたっぷりの牛乳は、イライラを防ぎ、安らかな眠りのためにも最適。

青空の暖かな春の夢でも見て、長い冬を乗り切らなくては。

自転車レーン

自転車レーン

25.化粧のりのいい肌はゴマージから

クリスマスを1ケ月後にひかえ、パーティ気分が盛り上がっているパリ。いつもより気取って思いっきりメイクに凝って見たくなる時期でもある。メイクを美しく仕上げる決め手は、化粧のりのいいなめらかな肌。老化した細胞を取り除き、汚れを落とし、肌に潤いを与えるゴマージは、パリジェンヌの1週間に1度の大切なスキンケアといえる。

アナヤケのエクスフォリアン・パルフェは、汚れを落とし、肌を柔軟にする、肌に水分を補給するという3つの作用のあるジェル状クリーム(210₣[フラン])。アルノーのドゥー・ゴマージ・ヴィサージは、肌を柔らかくする成分を含む超微粒子が配合されたピンクのジェル。アロマエキスが肌に潤いを与える(37₣[フラン])。シア・バターととうもろこしのオイルをベースとしたマティスのクレーム・ド・ゴマージ・デリカットは、ソフトに汚れを落とし、しかも肌のphバランスを正常にする優れもの。このクリームでマッサージした後、5分間パックし洗い流す(128₣[フラン])。 ニベアのゴマージ・デゥースゥールは、マリンブルーのツブツブが入った白い半透明のジェル。ビタミンB5が、肌に水分を与え、滑らかにする(30₣[フラン])。エッセンシャル・オイルと植物成分から作られたニュックスのエクスフォリアン・ドゥー・ザロマティックは、老化した細胞を除去し、肌を引き締め、保湿し、ソフトにする乳液(96₣[フラン])。

これらのフェイス用のゴマージに加え、入浴時には、ボディ用でからだもきれいにしたい。ホホバとオート麦配合のマリア・ガランのムース・ド・ドゥーシュ・イドラ・リサント(140₣[フラン])、ハチミツの栄養がたっぷりのベルリエのエクスフォリアン・オ・ミエル・プール・ル・コル(75₣[フラン])、昆布と海洋成分がベースのテルム・マラン・ド・サン・マロのゴマージ・コポレル・ムーサン(75₣[フラン])などがおすすめ。

1年の汚れ落とし。柔らかいツルツルの肌を目指し、ゴマージに力が入る師走だ。

アルマ橋のたもと

アルマ橋のたもと

26.クリスタルの輝きとロマンの香り?

12月6日のサンニコラの日を過ぎると、イルミネーションやデコレーションの準備が一斉に整い、パリは華やかなクリスマス気分に変わる。
この時期はデパートも日曜営業し、プレゼントを買う人たちで街は賑わう。親子、友人、そして恋人と、クリスマスのプレゼントは1年の最も大切なものだ。

パリジェンヌに人気なプレゼントが香水。クリスマス限定商品も販売され、香りにこだわる彼女たちにとって、うれしい贈り物といえる。クリスタルガラスで知られるラリックの今年の香水瓶は、蓋に優雅な妖精をあしらったもの(3950₣[フラン])。男性用は、彫刻を思わせるライオンが蓋になっている(3900F)。1936年にジャックゲランが創り上げたヴェガが、バカラの香水瓶に入れて再現された。(4500₣[フラン])。850個の限定商品だ。

また、1954年に発売されたキャロンのボワヴルも、バカラのフラコンで再登場(4900₣[フラン])。330個の限定発売のうち、フランスでは40個のみ発売される。バカラのクリスタル香水瓶は、アニックグタルのクリスマス用香水でも楽しめる。(3100₣[フラン])。この商品は、350個の限定発売。クリスタルのサンルイのオードサンルイは、今年4月15日から12月31日までのみ販売される。(1350₣[フラン])。ピエールディナンがデザインした、美しいボトルが人気だ。お馴染みの香りも、クリスマス用に豪華なフラコン入りで登場している。

エルメスからは、5周年目のクリスタルバージョン、オーデルメス97(3400₣[フラン])。今年のシンボルである、アフリカの像が記されたシンプルなデザイン。ジヴァンシーのオルガンザも、2000個の限定クリスタルボトル(3700₣[フラン])で発売。また、バカラのダイヤモンドを思わせる気品のある香水瓶に入ったランコムのトレゾァは、500個限定商品だ(1525₣[フラン])。

贅沢でロマンティックな香水のプレゼントは、やはり大切な人から贈られたいもの。

rue Clerのケーキ屋さん

rue Clerのケーキ屋さん

27.プロ御用達で本格派メイクに挑戦!

クリスマスから新年にかけては、イルミネーションやデコレーションの華やかさに劣らず、パリジェンヌが美しく装う季節だ。

微妙な色づかいで、自分の個性を魅力的に引き立てるのに欠かせないのが、メイクアップアーティスト御用達のメイク化粧品。このところパリでは、プロ・メイク化粧品のショップがお洒落な女性たちに注目されている。

メイクアップ・フォーエバーは、1986年にフランス人のダニー・サンズが始めたブランド。愛用者の40%がメイク関係のプロだという。カラーが豊富なパウダー、5色入り口紅のパレットが人気商品だ。
建築家であるフィリップ・プリペがサンジェルマンにオープンしたショップが、ケン&ロー。全ての女性を満足させる、驚くほどのカラー・バリエーションがうれしい。白っぽいベージュから、濃いブラウンまで、ファンデーションは30色。60色そろったアイライナーはベストセラーのアイテムだ。

1985年からメイクアップアーティストとして活躍しているセルジュ・ルイ・アルバレのメイク化粧品は、プランタン-デパートの1階で手に入る。色の多さと質の良さで、素人の間でも話題沸騰中のようだ。おすすめは、ナチュラルな肌色とグリーンのメイク下地。
フランス出身でアメリカで活躍しているフランソワ・ナールのブランド、ナールは、サントノーレ通りのお洒落なブティック、コレットに並んでいる。ここでは、マニキュア(有料)もしてくれる。

1985年に二人のカナダ人がスタートさせたマックは、日本でもお馴染みのメイク化粧品。一足遅れてパリに登場し、今では若い女性たちのトレンド化粧品になっている。
また、プロ化粧品の老舗(?)ともいえるのが、シュウ・ウエムラ。パリにお店をオープンして11年。繊細な色づかいで、すっかりパリジェンヌに定着している。

今日の自分をどう演出するか?イメージにマッチするカラー選びを、プロ感覚で楽しむのも、パリジェンヌのメイク法といえそうだ。

街路樹のメンテナンス

街路樹のメンテナンス

28.植物の神秘的な力「21世紀化粧品」

新しい年が始まり、2000年まであと2年と秒読み段階になった1998年。ハイテクか自然回帰か、最近は、世紀末っぽいミックス感覚がトレンドのようだ。コスメの分野でも、植物を原料にし、最新技術を駆使したものが「旬」の化粧品とされている。

地球上には、80万種類もの植物が存在しているという。その中には、太古の昔、薬として使用されていた植物も少なくない。新商品開発にしのぎを削るコスメ業界は、美容効果のある植物捜しに懸命だ。植物生薬研究の20%は、化粧品会社の依頼であるともいわれている。
研究者たちは、古典的な薬学の本を読み、インドの伝統的な医学や中国の漢方を学ぶことから始まり、メキシコ、インド、アマゾンなどの奥地へ出かけ、そこに生息している珍しい植物を見つけだし、研究開発を繰り返す....。気の遠くなるような距離と時間をかけて、ボタニック(植物学)化粧品は誕生するのである。

このようにして生まれた化粧品たち、クラランスのドゥーブル・セリュムには、ハワイ産くいのき、メキシコ産ミモザなど4種類の植物が含まれている。炎症を防止する中国シャクヤクの根が配合されたクロランヌのヘアケア製品は、傷んだ髪に効果的。
また、日本人にお馴染みのイチョウも、美しい肌のための貴重な原料に。中国が原産のこの木は、今フランスでも栽培されているそう。酸化防止、コラーゲン合成の活性化を促すイチョウの抽出エキスは、ピオスクリーンのスキンケアラインに配合されている。

フランスの自然化粧品メーカー、イブロッシュは、環境保護をポリシーとしながら、伝統的な植物の効果を生かし、現代人に適した新しい商品を開発している。また、人気急上昇中のニュックスも、自然の恵みを大切にしたマイルドな化粧品で注目されている。

大地の偉大な力に尊敬と感謝を忘れず、21世紀も美しく輝きたいものだ。

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