グルネル通りの釣り具店

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15.バカンス充実度は美しい日焼けでチェック

本格的なバカンスシーズン到来の7月。この長期休暇のために、ガマンして働いていたフランス人が、思い存分エンジョイする季節だ。

この頃から、パリの街には美しく日焼けした人々が増え始める。「ブロンズの肌=バカンス」の公式が示すように、日焼けした姿は「私、素晴らしい休暇をすごしたのよ!」と、ライフスタイルのリッチ度を証明する鏡なのだ。
ただし、ただの日焼けは何の意味もない。ピカピカと輝くエキゾチックな彫像になるのが理想的。日焼けをブロンザージュ(ブロンズになる)と言うのもそのため。過度な日焼けは皮膚ガンなどの病気につながるという恐怖もある。バカンス地として人気の山や海は日射しが強烈。どうやって紫外線から肌を守るかが、お手入れのポイントになっているようだ。

この時期に続々と登場する夏の化粧品もUVAとUVBを徹底的にカットするものが多い。強い日射しから肌を守るお手入れ方は年齢に関係ないという。若いから大丈夫と考えるのは禁物だ。フランスの雑誌では、子供の日焼けケアも大切とし、ロックやニベアなどが、子供用日焼けケア化粧品を発売している。

一足先にこんがり小麦色になりたい人には、セルフタンニング化粧品が便利だ。色白美人がもてはやされる日本に比べ、フランス女性はこの手の商品を大いに利用しているようだ。クリームタイプスプレーなど種類も豊富。顔だけでなく、ボディ用も充実で、自宅にいながら、全身リゾート日焼けが楽しめる。バカンスに行けないパリジェンヌにとっても強い味方だ。

1年分の太陽を全身に吸収して、また来年のバカンスに備えるパリジェンヌ。年1回のエネルギー充電は、私たち日本人にも必要なことだけど・・・。

ギャラリーラファイエット

Galeries Lafayette

16.リゾート感覚で美しくなるタラソテラピー

7月のパリは、夏休みムードいっぱい。街に活気がなくなり、人々は家族そろってバカンスへと繰り出す。一年の垢を落とす(?)ともいえるバカンス。日本人の旅行とは違い、何もしないでダラダラ過ごすのがフランス式の休暇だ。フランス北西部の海岸線を幽するブルターニュ地方は、自然に恵まれた人気のバカンス地。ここは、海の不思議な力を利用するタラソテラピーの施設が多く集まっていることでも知られている。

フランス独特の健康&美容法として、最も有名なのがタラソテラピー。フランスでは治療費の一部が社会保障で払い戻されることもあり、注目度も並々ならぬものがある。タラソテラピー施設の専門ガイドブック、タラソテラピーを組み込んだツアー・・・。フランス人にとって、タラソテラピーはより身近なストレス解消療法のようだ。

海水を利用した入浴、マッサージ、海藻パックなどで心身をリラックスさせるタラソテラピー。もう一つの魅力は、贅沢なホテルに宿泊し、優雅なひとときを過ごせること。ほとんどのタラソテラピーが、高級ホテル滞在とパックになっている。1泊2食で600₣(フラン)~、1週間滞在で5000₣(フラン)~と値段は安くないにもかかわらず、利用者は増加しているという。

海沿いの施設に行かずに、パリでもタラソテラピーを体験することができる。ホテル・ゴールデン・チューリップ内のヴィラ・タルゴは、サウナ、ハマム(蒸気風呂)、ジェットシャワー、海水プールなどを備えた、本格的なタラソテラピー。海藻、海水をベースにした、ミネラルたっぷりのオリジナル化粧品も充実している。1時間コースは、海水マッサージ、ジェットシャワー、全身海藻パックなどで350₣(フラン)ほど。

1ヶ月ものバカンスをどう有意義に過ごすかが、この時期の最大の悩み。海水のお風呂にどっぷり浸かっている間は、さすがのフランス人も憂鬱から解放さるのだろう。 1F₣=¥22.01(7月11日現在)

rue Clerの花屋さん

rue Clerの花屋さん

17.恒例、バカンスの季節がやって来た!

7月14日の革命記念日が過ぎると、パリの雰囲気はガラリと変わる。観光客と住人の比率が逆転してしまったかのようだ。観光スポット以外は、車も人も少なくなり、ひっそりとしてしまう。

フランス人のバカンスは有名だが、この長期有給休暇が始まったのは、60年ほど前のこと。2週間の休みが、戦後、4週間に延長。不景気のご時世、1ケ月のバカンスをとる人は5%だけだが、45%近くのフランス人が、2週間以上の休暇を楽しんでいる。

バカンスの目的は、家族でくつろぐこと。彼らが選ぶリゾート地は、1位が海、2位が田舎、3位が山。高級リゾート地として知られるのが、地中海沿岸のコート・ダジュールだ。ニース、カンヌ、サント・ロペなどは、フランス人にとっても憧れのバカンス地。カンヌから車で約1時間のところにあるグラースは、歴史的な香水の街。また、ニースから近いモナコには、優雅にくつろげるエステティックセンター、テルム・マラン・ド・モンテカルロがある。

そこで、気になるのが、日焼け対策だ。バカンスの必須アイテムは、サンケア化粧品。美しく焼く、白さを保つといったことより、危険な日焼けを予防し、肌を正常に保つことを優先する。太陽から肌を守るため、まるで、常備薬かのように、サンケア化粧品を携帯するのである。

雑誌には“バカンスの星占い”が特集され、テレビで各地の海水温度予報が放映されるこの時期。休暇プランについてあれこれ悩み、憂鬱になる人も少なくないようだ。フランス人のバカンスへの入れ込みは、ちょっぴり大げさで、滑稽だったりもする。(統計は、マダム・フィガロより)

バナナ

バナナ

18.ミントで暑い夏を爽やかに

フランスの夏の天気は、国民の性格に似ていて気紛れだ。
暑い日が1週間続いたら、急に肌寒くなったり、雨が続いたり・・・。パリには、蒸し暑くて寝苦しい夜というのが、ほとんどなく、朝晩に20度以上になるのは珍しい。夜は10時頃まで明るいので、カフェでビールやパスティス(アニスのお酒)などを飲みながら、さわやかな夕べが楽しめる。

先日、レストランで出された水には、レモンとミントの葉が浮かんでいた、爽やかな香りと味は、暑い夏にぴったり。フレッシュな気分になりたい時に、フランス人はよくミントを利用するようだ。ミントやメンソールは、体の温度を冷やす作用があるという。ボディ用ジェルやシャンプーなど、様々な化粧品が出回っている。

なかでも特に注目したいのが、冷やす効果を生かした痩身法。リネアンスのアマンシスマン・クリヨ・トニック(65₣[フラン])、タルゴのフリジ・マンス(110₣[フラン])、ソティスのジェル・オプティマンスール(199₣[フラン])など、気になるヒップ回りを引き締めるのにおすすめ。 また、むくんでだるくなった足には、アンスティテュート・デ・ジャンブのフリジバ(990₣[フラン])、デクレオールのシルキュラスプレイといった専用の化粧品でお手入れを。これらは、パリのデパートで購入可能だ。

もっと簡単にすませたいなら、ミントのエッセンシャルオイルも同様の効き目があるので、洗面器の水に2~3滴たらし、足や手を浸すのもいい。

アラブの国でよく飲まれるテ・ア・ラ・マント(Thealamentht)は、フランスでも人気のお茶。緑茶にミントの葉と砂糖を加えたもので、日本の煎茶でも簡単に作ることができる。紅茶をいれるように、ポットに材料と熱湯を入れるだけ。冷たくしてもおいしい。ミントは家庭でも気軽に栽培できるので、摘みたての新鮮な葉で香りを満喫したい。 1F₣(フラン)=¥21.54(8月7日現在)

メトロの自動改札

メトロの自動改札

19.肌の健康を考えた新しいタイプの香水が人気

珍しく今年の夏は30度を超す日が続き、クーラーを使う習慣のないパリでは、暑さをしのぐのが結構大変。地下鉄などでは、ムッとした熱気と強烈な体臭で頭がクラクラ。デオドランド商品の消費が、アメリカの80%に比べフランスは16%というから納得だ。でも香水には高い関心がある、とは、匂いを元から断つもがモットーの日本人には不思議な話。

しかし、匂い隠しい強い香水を振りかけるのは時代遅れ。最近は、軽い香りで、肌をリフレッシュさせながら保護し、しかもアルコールフリーというオーデコロン系の香水が主流になっている。
全身にシュッとスプレーすれば、体からほんのり香りが漂うこの手の香水は、有名な香水の姉妹版として各社から発売された。
クリスチャン・ディオールのデューン、ドルチェ・ヴィータ、テンドル・ポワゾン、ケンゾーのパルファム・デテ、イッセイ・ミヤケのオー・ド・イッセイ、キャシャレルのオード・パラディス、ブッシュロンのオー・ド・トワレット、アザロのオー・ベル、エルメスのオー・ド・フレシュール・アマゾン、ニナリッチのデシ・デラなどなど。

さて、今年の夏のもう一つの香りの楽しみは、体の肌の渇きに栄養を与えるタイプのもの。クラランスの定番オー・ディナミザントをはじめ、ホワイトフラワーとムスクの香りのビオテルムのオー・ビタミネ、肌をみずみずしく保つ効果もあるオルレーヌのオー・リビタザント、オリゴエレメントとアロエ入りラルフローレンのオー・ド・フレシュール・フィニッシュ、ペルリエのヴィヴァンス・エ・ペティヤント。シャワーの後などにたっぷりスプレーするだけで、ボディローション代わりにもなる手軽さが受けている。

バカンスもそろそろ終盤。でも、夏の出来事を思い出す爽やかな香りは、もうしばらくの間パリジェンヌの手元から消え去りそうもない。

郵便ポスト

郵便ポスト

20.ピーリングでエクラ(輝き)を!

夏休みが終わり、9月はスタートの季節。ストレスを解消したパリジェンヌたちが、お洒落な装いを発揮するシーズン到来だ。

最近のヴォーテ(ビューティ)のキーワードは「エクラ」(輝き)。細胞の老化やシミなどによる肌のくすみを取り除き、明るくきらめく肌をめざそうというもの。このところ、エクラ化粧品が続々登場しているが、最も効果的なのが、皮膚科やエステで行われる「ピーリング」だ。
ピーリングは、英語で「皮を剥ぐ」という意味だが、実際に表皮を剥がすわけではない。皮膚の表層部の退化した細胞を取り除くのに、果実酸か酵素をベースにしたパック(ソフト・ピーリング)を使用する。

ソフト・ピーリングの薬品は肌のタイプに合わせて調合され、刺激が少ない。肌の徹底的な大掃除ともいえ、肌の色が明るく、シミが次第に薄くなるだけでなく、水分と皮膚のバランスを整え、血液の循環を活発にする。マティスのSoinTotaljeunessは、海洋成分AHAによるピーリング。
ルネ・ギノのTraitementBeauteneuveは果実酸と酵素に、ビタミンとアミノ酸を加えたものを使い、細胞を若がえさせる。サミュエル・パールのSoinnatureは、カオリンと植物エキスによるピーリング。

また、マイクロは、研鑽剤として、細かい砂のような中性のアルミナの微細結晶を肌にまぶし、エステテシャンが10分程マッサージ。ザラついた部分、皮膚が分厚くなった部分は集中的にお手入れする。このスーパー・ゴマージュは、表皮を刺激し、細胞の新陳代謝を活発にすることで、肌に透明感を与え、傷痕や小じわを解消。オルラーヌ、ジャン・クロード・ビギンなどのサロンで実施している。

様々な肌の色の持つ、それぞれの美しさを強調する輝く透明な肌。白さを追求するのはそろそろやめて、自分の肌色の個性を磨いてみては?

サニュール・パール SamuelPar:46,rueMadame 6e
マティス Matis:22,ruedesCapucines 2e
ルネ・ギノ ReneGinot:4,ruedelapaix 2e
オルレーヌ Orlane:163,av.VictorHugo 16e
ジャン・クロード・ビギン Jean-ClaudeBigune:6,av.Mozart 6e

シャン・ド・マルス公園

シャン・ド・マルス公園

21.肌が喜ぶ「おいしい」グルメ化粧品

エンジンがフル回転し始める10月のパリ。学校はもちろん、オペラ、バレエ、展示会のシーズンが再会する季節でもあり、イベントが目白押し。そして、食欲の秋でもある。

様々な種類のきのこ、狩猟解禁時だけ味わえるジビエ(野鳥獣)料理、おいしいワイン。さて、最近のパリジェンヌは、おいしい」化粧品に熱を上げている。体に栄養を与える食物は、肌を美しくする。というわけで、お馴染みの食材を利用したスキンケア化粧品が続々誕生しているのだ。

エスティ・ローダーから新発売のニュートリシャスは、ヨーグルト感覚のライトなクリーム。乳清のプロティン、乳ペプチドが、肌の奥まで浸透し、活力や抵抗力を強化する。フィトテラピーのフィト・レは、かわいい牛乳瓶に入ったヘアのためのミルク・コンディショナー。髪に栄養を与え、美しい仕上がりに。コーダリーからは、フランスのブドウの種を使ったフェイスとボディ用化粧品が各種登場。ボルドーの大学で研究開発されたもので、肌を刺激から守るだけでなく、皮膚細胞を正常に整え、老化を防止する作用がある。

北極の水を利用した画期的な化粧品アイスリーを発売したのがカリタ。酸素、海洋成分、糖分などを含む20万年の歴史を持つ純粋な水は、肌に高貴な美しさを与えるという。ミネラルたっぷりの化粧品は、ヘレナ・ルビンスタインのフェイス・スカルブター。肌を若返させるリン成分を配合している。
オルラーヌからは、小麦胚芽、大豆のプロティンを配合した引き締め効果バツグンの化粧品プログラム・フェルメテ・リフティング・ベジタルが登場。また、スタンダールのソワン・ラジュニサン、ロックのアクション・ムビリオズ・アンティ・アジは、ハチミツを配合した老化防止化粧品。

今年の秋は、コスメティック・メニューに頭を悩ますグルメなパリジェンヌが増えそうな気配だ。

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