メトロ3号線

メトロ3号線

29.寒い冬はカタログで化粧品選び

バーゲンの終わった街は、何となくひっそり静まりがちなこの季節、強い味方となるのが、欲しい商品を自宅に配達してくれる通信販売。コスメ商品も充実しているのがうれしい。暖かい部屋で、きれいになる化粧品をじっくり選ぶ。これがパリジェンヌの冬の過ごし方のようだ。

ナチュラル化粧品で知られるイヴ・ロッシュは、約40年前から通信販売を始めた老舗。ショップで販売している商品を、カタログで選ぶことができる。保湿効果のあるビタミン入りスキンケア、ボーテ・ナチュラルなど新製品も続々登場。 また、イヴ・ロッシュの息子が始めた、タラソテラピー効果のある化粧品ダニエル・ジュバンスも通信販売で買える。ゴマージュ、痩身クリーム、ボディオイルなど、コンブをベースにしたボディ・ケア製品が充実。クラブ・デ・クレアテュール・ド・ボーテは、アニエス・ベー、マニアティスなど、お洒落なブランドをそろえたカタログ・ショッピング。注文するとプレゼントをもらえるなど、お得なメリットがいっぱい。

ハーフや黒人向け化粧品の通信販売が、初めて登場。ディシ・ウ・ダイユールには、スキンケア、メイク、ヘア化粧品が勢揃いしている。トップ・モデルのイマンの化粧品も先取りできる。トレンディなショップとして注目のコレットで買える、アメリカの自然化粧品キールス。 ここでは、カタログ販売も受けつけている。また、フランスの有名なカタログ・ショッピング、ラ・ルドートなどでも、温泉水を利用したスキンケア、アクアリンスなど、密かに人気の化粧品を販売している。化粧品のページをチェックしてみたい。

経済的に、家でこっそり美しく。華やかな春に備えて、みんな努力を惜しまない。

洗濯屋さん

洗濯屋さん

30.若々しい美しい手で愛の女神をキャッチ!

バレンタインデーは、パリでも少し特別な愛の日。プレゼントを交換する恋人たちも少なくない。大切な贈り物は、手入れのゆきとどいた美しい手で渡したい。顔のケアには気を配っても、手となると忘れがち。しかし、手の皮膚は顔と同じぐらい繊細で、老化しやすいのだ。特に、白人の肌はシワやシミが目立ち、いくら若作りしても、手で年齢がわかってしまう。最近、手の老化を防ぎ、美しさを保つハンドクリームが目白押しだ。

手の荒れを防ぐのに効果的なのが、クロランヌのクレーム・マン・ウルトラ・プロテクトリス、アベンヌのクレーム・マン・オ・コールドクリーム、ロックのソワン・アクティフ・マン、リエラックのプロテクシオン・マジュール、保湿効果のあるミクサのクレーム・マン・プロテクトリス、ひび割れを直すモノのオレオ・グリセリンなど。

老化防止のハンドクリームとして人気なのが、ビタミンA配合のロックのレティノル・アクティフ・プュール・アクション・アンティアージ・マン、オルラーヌのソワン・トタル・アンティタン・プール・レ・マン、シミを防ぐリエラックのコレクテュール・アンティタッシュ、色を白くするパイヨのセロム・デピグマンタン、肌の傷みを回復させるニュートロジーナのソワン・デ・マン・レバラテュール・アンティアージ、肌を強力に保護するランカスターのスゥラクティフ・プロテクション・マン・アンティタッシュなど。

寒い季節は、いつもより念入りにお手入れをしたいもの。とっておきのお手入れとして、オリーブオイルにレモンのしぼり汁を加えたものに、30分手をつけるのがいいとか。
あばたもエクボではないが、「白魚のような手」が、キューピット役になるかも...。

教会コンサートのポスター

教会コンサートのポスター

31.寒い冬は温泉でリラックス!

グレーの空にウンザリ気味のこの季節、春はすぐそことはいえ、パリは底冷えのする寒い日々がまだまだ続く。体を芯から温める、ポカポカの温泉が恋しいと思うのが日本人だが、フランスにも、17ヶ所の温泉地が存在する。フランスの温泉は、日本と違って治療が目的。リューマチ、心臓病などを治療するため、温泉水による医療設備が整っている。20日以上の長期滞在者には、社会保険で治療費が戻るシステムになっているという。

この温泉を利用するのは、患者だけではない。新鮮な空気と自然の環境の中、高級ホテルに滞在して、マッサージやアクア・エクササイズなど温泉水を活用したお手入れを楽しむ。疲労回復にもってこいの、リラクゼーション・バカンスとして、最近人気なのだ。

優雅に楽しめるのが、エクス・レ・バンやウリアージ・レ・バンなどの温泉。ウリアージ・レ・バンは、グルノーブルから7km程のところにある、ローマ時代から利用されていた温泉地。塩化物、硫化物、ナトリウムを含み、人間の血清と似た性質を持つこの温泉水は、お肌の悩み解消に適している。3つ星ホテルに滞在し、ジャグジー、キネ・マッサージ、泥パックなど4つのお手入れをする週末1泊コースは900₣[フラン]程。

また、フランス南部の温泉地ウジェニー・レ・バンには、この温泉水を利用し、アロマセラピーや薬草など、自然療法を主体とするエステティック施設がある。ダイエット高級料理も楽しめる贅沢なリラックス1週間コースは、6900₣[フラン]ぐらいから。

温泉地に行けなくても、水を利用したオリジナル化粧品は、パリのデパートでも購入できる。ウリアージは、温泉水のスプレー式化粧水、ボディクリームなど、フェイス&ボディケア化粧品が充実。アクアリアンスは、ガマルド・レ・バンの温泉水を利用したもの。

のどかな風景を楽しみながらのフランスの温泉。水着をお忘れなく!

蚤の市

蚤の市

32.飲んで健康、つけて美しく、お茶がブームに

カフェでエスプレッソやカフェ・オ・レを飲んで過ごす。これが典型的なパリジェンヌのイメージだが、最近は少し事情が違ってきている。お茶を好む人が急増中なのだ。ここ数年で、紅茶とケーキを楽しむサロン・ド・テが増加し、さらに、日本のお茶と和菓子が楽しめる「とらや」や、数種類ものウーロン茶をはじめ本格的な中国茶を満喫できるサロン・ド・テも人気だ。

カフェインを含まない、リラックス効果のあるハーブティーなど、トップモデルの間でも、お茶は注目のドリンク。マテ茶、南アフリカの茂みで採取される癒しのハーブティー、ニコチン依存症を軽減する葛の根のお茶など、珍しいお茶が、次々とブームになっているようだ。

この傾向は、食の世界だけにとどまらず、美容ものの分野にも進出している。数年前から、痩せるのに効果的とか、肌を白くするとかで、緑茶が注目されている。緑茶入りの痩せるクリームも登場したほど。この緑茶を香りにしたのが、あるアルティザン・パルフュムールの香水で、フレッシュな香りは、心身の疲れを忘れさせてくれそう。また、いちじくと台湾のお茶の芽の香りのオードトワレも誕生。その名も、オー・ドゥーロン(ウーロンの水)とわかりやすい。

紅茶のお風呂で美しく、というユニークなバス用お茶を発売したのが、紅茶のブランド、パレ・デ・テ。紅茶入りの巨大カップと化した浴槽に、のんびり浸かるだけで、紅茶のタンニンが、お肌に活力を与え、毛穴を引き締めてくれるのだという。

カフェにするかサロン・ド・テにするか?日が長くなってきた3月のパリは、午後のティータイムを過ごすパリジェンヌで賑やかになり始める季節だ。

シャンドマルス公園

シャンドマルス公園

33.ダイエット解禁の春到来!

3月29日から夏時間に変わり、パリに春の明るさが戻ってきた。重苦しいコートを脱ぎ捨て、軽快にミニスカートでお出かけしたい気分になるのがこの時期だ。

そこで気になるのが、冬の間に蓄積された脂肪。3月に発売されたフランスの女性誌は、ダイエット特集が満載。書店にも、ダイエット本コーナーができるほど、熱が入っている。フランスの有名シェフ、ジョエル・ロブション氏も、50のダイエット料理を紹介した本を発売。彼自身も自分の料理で4キロ痩せたとか。

画期的な登場以来、新製品開発が繰り広げられているのが、痩せるクリーム。この春も、続々と新しい仲間が誕生している。ジャンヌ・ピオペールのスーペールフォルムは、冷やしたり温めたりしながら、血管収縮効果をもたらし、水分を排出して肌の表面をなめらかにする。
ヴィシーのグルコブロックは、脂肪に変化する前の糖分を取り除くルチン塩分を配合。1回分ずつのチューブに入ったエランシルのエクストリーム・マンスールは、コラーゲン繊維保護成分が細胞の老化を改善し、数種のカフェインが脂肪を溶かすという優れもの。また、イヴ・ロッシュのディナミック・コール・ビオヴェジェテは、自然化粧品系の痩せるジェル。

痩せる効果バツグンのマッサージクリームも、気になる製品が続出。ビオテルムのセリュリ・ゾーンは、脂肪を取り除き、皮膚を引き締める。植物の効果でむくみを解消するマッサージクリームが、リエラックのサンソリエル。薬局系アルコファルマのマンシフィ・トゥイールは、痩せる成分を含んだオイル。スーパーで買えるウエスト引き締めクリーム、リネアンスのアマンシサン・ヴァントル・ブラも試してみたい。

自信たっぷりのボディを見せる季節は、パリジャンもパリジェンヌもそわそわさせる。

魚屋さん

魚屋さん

34.ロンドン直輸入の化粧品が人気

ここ数年で、ナチュラル&健康志向のパリジェンヌが急増している。クロワッサンとカフェオレの朝食も、コーンフレークとオレンジジュースにとってかわられつつあり、ベジタリアンレストランも増加中。もちろん、自然化粧品への興味も高まっている。

この手の分野では、お隣イギリスが一歩リードといったところ。特に、アロマテラピー関係のお手入れグッズは、イギリスの方が豊富なようだ。パリのサントノレ通りにあるお洒落なショップ、コレットには、ロンドン直輸入(?)の自然系化粧品が並び、フランスの女性誌でも、ときどき紹介されている。

ロンドンのコペントガーデンやキングスロードなど、若者に人気のエリアにあるビューティ・ショップ、アポスカリー・スペースNKは、フィロソフィーやアベダなどアメリカの化粧品をはじめ、イギリス国産、フランスなどの自然系化粧品が揃っている。
スパ(温泉)、アロマテラピー、ハイドロセラピーをミックスした化粧品を出しているのがエスパ。フェイス&ボディ・ケア、さらにアロマテラピーのマッサージオイルやバスオイルなどが充実している。
中国の漢方を生かしたWU(中国語で「五」の意味)は、中国に昔から伝わる原料を、最新の技術で加工した化粧品シリーズ。真珠と絹が入ったクリームや高麗人参といちょうの化粧水など、いかにも効きそうなものばかり。
高品質のアロマテラピー化粧品で知られるエルミも、フェイス&ボディケアとバラエティ豊か。さらに、女性のデリケートな部分用(下半身)リキッド・ソープも登場。
香りを楽しみながら、アロマテラピー効果を利用しようというコンセプトのミオは、マッサージオイル、バスオイル、オーデコロンなどがセットになった手のひらサイズの缶を発売。彼を虜にしたいなら、甘い香りスーパーセクシーのラブキットが効き目バツグン。

発想が面白いイギリスもの。パリジェンヌも要チェックの化粧品がいっぱいだ。

モンテーニュ通りのカフェ

モンテーニュ通りのカフェ

35.太陽に映える明るい顔色を!

暖かい日差しがうれしい4月...、のはずが、中旬に雪が降り、あわててコートを引っぱり出すハプニング。

さて、5月。これからが、パリの最も美しい季節だ。本格的な春の訪れに、人々は心を弾ませる。夜9時頃の日暮れまで、カフェのテラスで過ごすパリジェンヌたち。太陽の光が明るくなると、気になるのが顔色。フランス語で顔色がいいという意味、"BonneMine" ボン・ミーヌは、元気で明るい雰囲気を誉めるときに使われる言葉。アクティブな美しさが称えられている今日この頃、健康的な輝きのある顔色「ボン・ミーヌ」は、現代女性に欠かせない要素のようだ。

この春、ボン・ミーヌを演出する化粧品が、続々登場している。春から夏にかけて、パリジェンヌたちが熱中するのは、ナチュラルに日焼けした肌。明るい太陽に似合うのは、白すぎる肌より、やはりほんのりブロンズ、というわけで、オートブロンザン(セルフタン)で短期間にヘルシーな顔色を作る人も少なくない。

DHA配合の優れものフェイス用は、クリスチャンディオールのオートブロンザン・トランスバラン・テクラ・デゥ・ヴィザージ(135₣[フラン])、ランカスターのセルフ・タン・SPF6・クレー・レクラ・ドレ(129₣[フラン])、エステー・ローダーのローション・オートブロンザン・スペシャル・ヴィザージ(145₣[フラン])。

顔色をよくする手早いメイク法は、こんがり小麦色のチークやシャドウをプラスすること。ほお紅、アイシャドー、口紅に使えるシャネルのクレヨン、アイボリーとブラウン2色のパウダーがセットになったディオールのトゥッシュ・デュオ・シンボル、ボビー・ブラウンのチョコレート色ファンデーション、資生堂の微妙な3色グラデーションのチークが、強い味方になってくれそう。

待ちに待った春が来たからには、顔色だけでなく、心もボン・ミーヌにならなくちゃ!

←  前のページ         次のページ  →

スポンサーリンク
記事ピックアップ

58.温泉でバカンスが流行!

太陽が明るく輝く春がやってきた。イースター休みを皮切りに、バカンスシーズンがスタートしたともいえる。...[続き]

7.元気のコツは、お風呂と睡眠

年始年末の厳寒でパニック気味だったフランスも、その後は比較的過ごしやすい気温に落ち着いている。...[続き]

21.肌が喜ぶ「おいしい」グルメ化粧品

エンジンがフル回転し始める10月のパリ。学校はもちろん、オペラ、バレエ、展示会のシーズンが、...[続き]

New York & San Francisco

ニューヨーク便り 1996-1998

ゆったりとして自由な、9.11以前のニューヨークとニューヨーカーのライフスタイル。

サンフランシスコレポート 2001-2011

個性を尊重し、「自由と寛容」の伝統精神が生きる街が多くのチャンスを生み出します。

サンフランシスコの面白看板

市内・近郊で見かけた面白い!不思議な?看板です。Google mapで付近を見られます。

wellbaホーム
アロマテラピーindex
アロマテラピーの楽しみ方
エッセンシャルオイル
アロマテラピー心のために
心と身体の状態別アロマテラピーガイド
簡単にできるアロマテラピーの101の方法
ハーブの楽しみ方健康情報
基本のハーブ紹介
自然派美容

リンパ・ドレナージュ(リンパマッサージ)
リラックス・ツボマサージ
エクササイズ ボール
セロトニン調整体操
簡単!一口ダイエット
リラックスのヒント
Oriental Relaxation Tips
一病息災
漢方医列伝

健康・美容TOPICS
食エッセンス
医食同源ア・ラ・カルト
ウエルエイジングNEWS
池野佐知子の「シンプルスタイル」
ニューヨーク便り 1996-1998
サンフランシスコレポート 2001-2011
サンフランシスコの面白看板
Caution! San Francisco
パリ通信 1996-2000