Le village Royal

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36.新タイプの化粧品ショップが急増

フランス化粧品の有名ブランドは、日本でもおなじみ。しかし、パリジェンヌたちは、いつも高級ブランドを使っているとは限らない。フランスには、化粧品を研究、開発、販売するラボラトワールがものすごく多く存在する。派手な広告に頼らず、品質本位のこれらの化粧品は、主に薬局で販売され、根強い人気を得ている。

ここ数年、パリには薬局系化粧品が買える、オープンタイプの薬局化粧品ショップが急増中。堅苦しい雰囲気のあった薬局とは違い、気軽に商品を見ることができ、選ぶことができるのがうれしい。

チェーン店ユーロ・サンテ・ボーテは、3年でパリに18の店をオープンしたという急成長ぶり。常に14000~21000のメーカーの商品をそろえているという。フェイス&ボディのスキンケア、メイクアップから、ダイエット&ヘルシー、アロマセラピー商品まで、何でもあって、チョイスが豊富だ。スタッフは、全てその道の専門家で、商品やお手入れについてのアドバイスをしてくれる。さらに、エステの個室もあり、プロのエステティシャンによるお手入れも。フェイスケアが150₣[フラン]から、ボディマッサージ300₣[フラン]と値段も手頃。気張らずにエステを体験できる。

この4月、シャンゼリゼ通りにオープンしたのがパラランド。入り口を入ると、滝が流れ、自然なムードいっぱい。1階はフェイス&ボディのスキンケアが中心。2階には、ビタミン剤やヘルシーフードなど、ダイエット関係のものが並んでいる。地下のエステサロンは、パラランドのエステに加え、アロマ系のデクレオール、タラソ系のフィトメールの3つのコーナーがあり、好みのお手入れを楽しめる。

薬局系化粧品ショップは、隠れた優れものを発見できる、秘密の穴場として人気のようだ。

Palais Garnier

Palais Garnier

37.目標は「花」より美しく?

チューリップ、すずらん、リラ、バラ・・・。さまざまな花で彩り鮮やかな5月のパリ。公園を散歩するのが楽しくなる季節だ。優しい花の香りは、ハッピーな幸福な気持ちにさせてくれる。世紀末の不吉感に抵抗してか、この春は「花」をテーマにした香りが勢揃いしている。

シャネルが、ロンドンで5月に開催されるチェルシー・フラワーショーのために椿の香りの香水を発表し、話題になっている。ジャン・パトウからは、バラとジャスミンのロマンチックな香りアナムール・ド・パトウが登場。フリージア、西洋しゃくやくなどの香りのオー・エスカダ・アン・フルールもこの春の新しい香り。

ロクシターヌからは、純粋なバラの香りのシリーズが仲間入りした。ボディローション、入浴剤、香りのキャンドル、ポプリなどが揃っている。
プロヴァンスの香水の町で知られるグラースにあるフラゴノ・ルは、アイリスの香りアイリス・ド・プロヴァンス、くちなしの香りガルデニア・ロワイヤル、バラの香りローズ・ド・メなど、4つの香りを新発売。また、6月に日本とアルゼンチンのサッカーの試合が行われるトゥールーズは、すみれの花で有名だ。ベルドゥーのヴィオレット・ド・トゥールーズ(トゥールーズのすみれ)は、昔から愛されている伝統的な香水。

パリで有名な花屋クリスチャン・トルトゥからは、バラ、すずらん、ジャスミンの香りのオードトワレが発売された。さらに、森のすずらん、フレッシュグリーンなどの香りのキャンドルも揃っている。

花のように美しく、そして花のように香しく・・・。パリジェンヌたちは、「花」をもライバルにして、5月の街を闊歩するのである。

ステーキ

Le Relais de l'Entrecote

38.男はサッカー、女はエステ!

6月10日に開幕したワールドカップ。日本で報道されているほど、大騒ぎというわけではないが、各国からサポーターが集まり、パリはお祭り気分でにぎわっている。女性誌でも、サッカーがらみの特集が組まれ、マリー・クレールは別冊付録と力が入っている。観戦の価値があるかを評価する一覧表では、日本対アルゼンチン、日本対クロアチア戦に、「力の差がありすぎて観戦価値なし」のいじわるな採点。サッカーのことになると、どの国も愛国心に燃えるらしく、フランス戦は全て「価値あり」と判定している。

男たちがサッカーに夢中になっている間に、ちゃっかりキレイになろうというのが、フランスのビューティー雑誌「ヴォートル・ボーテ」の企画。サッカーの試合は、ほとんど17時30分から23時頃まで行われるので、この時間を利用して、夜遅くまでやっているエステやプールなどへせっせと通おうというものだ。

パリのデパートや美術館などは、ノクトゥルンと呼ばれる夜21頃までオープンする日を、週1回程もうけている。普通、木曜日がその日にあたることが多い。エステサロンの中にも、マティスのように、木曜日夜20時30分までオープンしている店がある。
さらに、ワールドカップに便乗して、この期間のみ、夜遅くまで営業しているエステサロンも登場した。アンスティトゥ・パイヨは、6月11日から25日の間の木曜日、22時まで営業。アンスティトゥ・テリゼは、月曜から金曜まで、22時までお手入れしてもらえる。ジョエル・チオッコは、ワールドカップ開催中の火曜と水曜、閉店時間を21時30分に繰り下げ、また、ソティも、木曜日は21時までのノクトゥルンを実施している。

いつもは家庭的なフランス人男性も、サッカーが始まると女性をほったらかし・・・。そんな男性の心理を知り尽くしているパリジェンヌは、この時期、女を磨くのである。

la tour Mqubourg近く

la tour Mqubourg近く

39.お肌の大敵ニキビは世界共通の悩み

画期的な日本製品が注目されているヨーロッパ。それは、美容の分野にも浸透しているようだ。

2年ほど前、日本で一世を風靡した”小鼻の黒ずみをとる”パックが、この夏、ロンドンではbiore、パリではニベアからClear-UpStickという名前で登場した。黒ずみはニキビの一種。フランス語でブトンと呼ばれるニキビは、パリジェンヌにとってもお肌の大敵だ。
ヴィッシーのパッチ・エクスプレス・ノルマドルムとカスタリアのコスメパッチ・ドルモプュルは、寝る前にできてしまったニキビに貼る透明な絆創膏。朝までにニキビを乾燥させるという優れもの。ヴィッシーからは、ニキビを目立たなくカモフラージュする色つきクリームも発売されている。局部的な消毒には、エッセンシャルオイル入りのスティックタイプがおすすめ。

ガレニックのコンサントレ・スペシアル・アンペルフェクシオン、パイヨのスティック・クブラン・プュリフィアン、サミュエル・パーのスティロ・コレクトゥール・オ・ズイール・ゼッセンシエル、リュステーヌのバクトロール、ニュートロジーナのスティック・トレタン・タンヴィジブル・ヴィザージなどが販売。

ニキビとまではいかなくても、夏になるとテカテカ光るオイリー肌を気にするパリジェンヌも多い。サラッとした肌を保つ化粧品も、この時期の必需品といえるようだ。ランコムのTコントロールはじめ、ランカスターからは植物エキスとミネラル配合のスキン・ピュール・シリーズ、ビオテルムはオリゴエレメント入りビオピュール、ロレアルからは、保湿効果があってマットに仕上がるプレニトュード、スイスのメーカーのジュベナからはスキン・マランヌと、今年は種類も豊富になった。

ワールドカップににぎわうなか、フランス人たちは夏のバカンス計画で忙しい。旅行の化粧品リストには、テカリ予防、ニキビ対策のコスメも含まれているに違いない。

comedie studio champs elysees

comedie studio champs elysees

40.入れ墨でボディを飾れ!

肌の露出が増す夏。今年は、パリでもボディペインティングが話題となっている。入れ墨というと、日本ではマイナーなイメージがあるが、外国ではちょっと違う。お洒落な感じがするのか、自慢げにみせびらかすパリジェンヌもいるほど。好きなときに描いて消せるインスタント入れ墨なら、もっと手軽にでき、セクシーということらしい。

赤く染まるヘンナを使って手に美しい模様を描く入れ墨は、マグレブ(北アフリカ)の女性たちの伝統的な習慣。男性を誘惑する化粧法のひとつとして、今でも、女性たちに親しまれている。モロッコでは、手の平を真っ赤に染めたり、手の甲と平にきれいな模様を描いた人に出会うことがある。フェズやマラケシュなどの観光地では、旅行者も気軽にヘンナの入れ墨が楽しめる。

さて、入れ墨の方法だが、粉末のヘンナに水と薬品を加え、クリーム状にしたものを、針のない注射器に入れる。ヘンナを押し出しながら、手の上に繊細な図柄を描いていく。できあがったら、完全に乾くまで半日ほどそのままにし、ヘンナを洗い流す。石鹸で洗った後でも、描かれた図柄が、赤い染め模様となって、肌にくっきり残るのだ。一度染まったヘンナの入れ墨は、2週間ぐらいは消えずにそのまま。ヘンナの粉はいたるところに売っているし、簡単に仕上がる模様パターンもあるので、持ち帰って楽しむことも可能。パリでも、モロッコ風のヘンナの入れ墨が体験できるところがある。
さらに、ロシャスのアール・タトゥー。エステー・ローダーのタトゥー・トワ、ロレアルのクレア・タトアージなどなど、入れ墨ブームにのって、各社からもタトゥー(入れ墨)化粧品が発売されている。

エキゾチックなボディメイクは、焼けた夏の肌の新しいアクセサリーとなったようだ。

花屋さん

花屋さん

41.ゴールド・パワーで輝く夏を!

1ケ月間ワールドカップでにぎわったパリも、サッカーファンが去り、あの熱気が嘘のように落ち着きを取り戻した。フランスチーム優勝の余韻もあっという間に薄れ、人々はバカンスに旅立ち、パリは例年のごとく静かな夏になっている。

バカンスといえば日焼け、というわけで、この夏、新たに注目されているのが、「金色に輝く肌」である。太陽の光に反射する、キラキラ輝く黄金色の肌。エキゾチックでセクシーな魅力をふりまこうと、ゴールド入り化粧品が続々と登場している。

ボディにキラめきをプラスしながら、スキンケアの効果もバツグンという一石二鳥のケア製品が、各メーカーから発売された。クリスチャンディオールのイドラルフレデゥコール(150₣[フラン])は、真珠の輝きを与えるなめらかな乳液。自然化粧品ニュックスの人気商品、フェイスからボディ、ヘアなで使える天然オイルのユイルプロディジューズにも、金粉入りが誕生。このユイルプロディジューズゾール(130₣[フラン])は、保湿効果もあり、髪や肌を守りながら栄養を与え、さらに光沢をつけるという優れもの。
ブルジョワからは、ユイルニュートリルミエールグレンドボーテ(50₣[フラン])が登場。ヘーゼルナッツのオイルの中でゴールドの粉が踊る、お手頃価格のボディケア商品。ほんのり甘いバニラの香りのオイルは、ベタベタ感がなく、肌をしっとり潤し、黄金色に色づけする。その他、マリアガランのユイルブロンザントサティナント(125₣[フラン])やイノクサのジェルエフェソレイユナチュールドデイン(72₣[フラン])などもおすすめ。

真夏の夜、メイクにもキラキラをアレンジするのが今年風。金粉入りのパウダーやリップグロスも豊富に揃っているので、華やかに演出してみたい。

ゴールドの恩恵にあずかって、夏の思いでも輝いたものになりますように!

opera駅構内kiosk

opera駅構内kiosk

42.香りに潜むエキゾチックな故郷

香水好きのパリジェンヌは、できるだけ個性的な香りを求める。作り手である香水メーカーも、珍しい香り探しに余念がない。世界各国を回り、貴重な「香りのもと」になる植物や樹木を買いつけてくるのだ。この「香のもと」捜しの歴史は古い。3500年前、エジプトの女王が、初めて買いつけ隊を世界に遠征させたのだという。この時代から、すでにブローカーが存在し、原住民との間で価格交渉が行われていた。マルコポーロもバスコダガマも、新天地から新しい香を持ち帰ったことで知られる。

世界でもまれな「香のもと」は、現在の香水にブレンドされ、女性たちを魅了している。
インドやハイチが原産のベチバーはエルメスのアマゾン、ギラロッシュのフィジーに。ベネズエラから到着したトンカ豆の香りは、ディオールのデゥーン、プショロンのジャイプールに加えられている。ゾンデ島で15世紀に発見されたグローブは、エルメスやコムデギャルソンのオーデコロンにブレンド。
マレーシアや中国産のパチョリは、パトゥーのミル、ティエリーミュグレーのエンジェル、クリニークのアロマティックエリクシールに。
インド洋から来たバニラは、ゲランのシャリマール、ランコムのトレゾォ、カルバンクラインのオプセッションの大切な香り。インドのサンタルは、ゲランのサムサラ、サロンデゥパレロワイヤルのサンタルドミゾール、インドで取れるチュベローズは、ディオールのポワゾン、ジュルジオアルマーニのジオ、ジャンポールゴルティエに使われている。
また、アラビア半島の安息香は、ランコムのマジノワール、イヴサンローランのオピウムに。
その他、イランイラン、ミール、ガルバナム、セードルなど、香水に利用される香りはバラエティに富んでいる。

エキゾチックな香りが人気の今日この頃、香りの発祥地を探ると、異国気分も一層増しそうだ。

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