チーズ屋さん

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57.「きれい」の基礎は10代に始まる!

日本と同様、フランスも10代の子供たちが、経済を支える重要な消費ターゲットとなっている。美容業界も、例外ではない。フランスの女の子たちは、かなり早い時期から、「きれいになること」に芽生えるらしい。15才になるまでに、75%の女の子がメイクを始めるという。12才未満で化粧にハマる超早熟の少女は12%。

彼女たちの半分以上が、ほとんど毎日メイクをし、94%の女の子が、3種類以上の化粧品を使っているそうだ。少女たちの必須アイテムは、マスカラ、アイライナーかペンシル、マニキュア、口紅よりリップグロス、ファンデーションよりパウダーが人気だ。メイク用品の予算は50₣[フラン]。スーパーマーケットで買える、ジェミー、ブルジョワといったブランドは、手頃な価格でしかも色も豊富なため、彼女たちの強い味方、シャルリー・アン・パルティキュリエでは、ジュニアを対象にしたメイクレッスン(2回分350₣[フラン])も行われている。

思春期の悩みといえば、毛穴の黒ずみとニキビ。ニベアから発売されたビオレの小鼻パックが、フランス娘たちのお助け商品。おませなパリジェンヌは、10代でエステティックサロンに通う。アンスティテュ・シルヴィ・グラギエ・クリニックでは、20才未満コース(1時間280₣[フラン])があり、レブロンは、ニキビ専用コース(1時間540₣[フラン])を設けている。また、ランコムでは12~18才のお客(?)に限り、全てのコースが20%オフ。

フランスの女の子が香りに目覚めるのも、10代から。セクシーなママの香りとは対照的な、爽やかでフルーティな香水がお気に入り。ミュグレーのエンジェル、ゴルチェ、ケンゾーのH2O、カルバン・クラインのCKOneが、彼女たちのリストに上がる。

プチ・パリジェンヌたちは、大人顔負けの好奇心で、美しくなっていくのである。

メトロのチケット自販機

メトロのチケット自販機

58.温泉でバカンスが流行!

太陽が明るく輝く春がやってきた。イースター休みを皮切りに、バカンスシーズンがスタートしたともいえる。この時期、旅行会社の広告が、地下鉄の駅にあふれるのだ。

フランスのバカンスのひとつに、”リラックスして美しくなる”タラソテラピーがある。しかし、ここ数年、タラソセラピーに代わって、テルマル(温泉)がブームになっている。温泉といっても、日本のとは大違い。リッチなホテルに最低1週間は滞在し、個人個人の目的に合わせ、さまざまなお手入れが満喫できるのである。

フランスには、肌にいい水として知られる温泉地があり、オリジナル化粧品も発売している。これらは、パリの薬局系化粧品ショップで購入でき、パリジェンヌに隠れた人気だ。パリから電車で1時間半程のところにあるラ・ロッシュ・ボゼイは、専門医師の管理のもと、治療を前提とした温泉。
ここの水を使った化粧品は、敏感肌の人にも安心して使えるものばかり。イタリア国境に近いグルノーブルの近くにあるユリアージも、肌を美しくする温泉として知られている。高級レストランも備えたグランド・ホテルで週末だけ過ごすコースもあり、気軽に利用できる。ユリアージの化粧品は、かなりポピュラーだ。

また、ボルドーとピレネー山脈の中間あたりは、フランスの温泉地帯ともいえる。ユジェニー・レ・バンは、ダイエットコースも充実した贅沢な温泉リゾート地。スペイン国境の海に面した町ピアリッツのテルム・マラン・ド・ピアリッツは、タラソと温泉をミックスしたお手入れで、エデルというオリジナル化粧品を発売している。

温泉人気はフランスだけではない。イギリスでも、各地に贅沢なスパ施設がオープン、イタリアのトスカーナも、温泉地として有名だ。

買い物中心の旅行はやめて、のんびりヨーロッパ温泉ツアーというのも、なかなかオツなものだと思うけど・・・。如何?

ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂

59.星座とハーブのおいしい関係

アロマテラピー、ハーブティ、薬草の錠剤・・・。フランスでは、植物を使った療法フィトテラピーがポピュラーだ。植物、ハーブは、それぞれの体質、体調に合わせて選ぶのが賢い利用法。そこで登場したのが、星座別おすすめハーブ。それぞれの星座の特徴を考慮、体の問題を解決するためのハーブがあるというのだ。

エネルギーいっぱいの牡羊座は、冷え性と頭痛を解消するローズマリー、興奮を抑えるニンニクがおすすめ。
食べるのが好きな牡牛座は、消化助けてくれるミント、のどの痛み、頭痛、消化不良に効果的なタイムを。
新陳代謝が活発で、好奇心旺盛の双子座は、鎮静作用のあるパセリとラベンダーで、平静さを取り戻して。
繊細で感情的な蟹座は、消化機能を正常化するメリッサ、不眠を解消するレタス、血液を浄化するキュウリを。
活発だけど、ハイテンションに要注意の獅子座は、足のむくみを解消するルリチチャ、気分を鎮めるカモミールが最適。
心配性の乙女座は、神経システムを穏やかにするフィネル、刺し傷の痛みに効果のあるサボリー、安眠を促すカノコソウがおすすめ。
ハーモニーを大切にする天秤座は、利尿効果のあるタンポポ、肌のアレルギーに効くノコギリ草、消化促進のミントを。
神秘的で繊細な蠍座は、胃痙攣を鎮め、便通を促すといった優れハーブのバジルとエストラゴン。
スポーティな射手座は、鎮静作用のあるセージ、毒素排出効果のあるチャーブルがおすすめ。
まじめでクールな山羊座は、ヘモグロビンの生成に役立つピート、頭痛解消と毒素減少の効果のあるスカンボ。
理想主義者の水瓶座は、就寝前のニワトコの実、マグネシウムが豊富な大麦。
直感的で夢見がちな魚座は、腸のトラブルを直すビルベリー、鉄分とマグネシウムが豊富なシモツケ草、循環を正常にするチャーブルを。

占い好きのパリジェンヌは、自分の星座に最適なハーブできれいになるようだ。

プロバンスの香り

プロバンスの香り

60.タラソで骨粗鬆症を予防

骨の専門医が出版したダイエット本が話題になった2年ほど前から、フランスでは、骨に関する治療オステオパティが注目されている。フランス人の1割半が、オステオパティを受けたことがあるそうだ。患者の7割は、腰痛の治療のためだというが、骨粗鬆症の相談に訪れる女性も少なくない。

この骨ブーム(?)を反映してか、骨のトラブルを治療するコースを設けたタラソテラピーが増えている。骨粗鬆症予防には、適度な運動が大切。水中での運動は、体に余分な負担がかからず、楽しみながらできるので、最適だとか。また、海水は体内の血液供給を促すため、骨の質を改善するのだそう。

タラサ・オレロンのキュール・ヌーベル・ヴァーグは、骨粗鬆症、関節症、心臓血管のトラブルを減少させる治療コース。1日4つのタラソケアと3つのジム、3つの海水プールでのリハビリテーションの構成になっている。モン・サン・ミッシェルにあるブレヴィタルでは、骨粗鬆症コースがあり、治療に関する講義と個人別献立のアドバイスの他、運動を中心にしたタラソケアが受けられる。

スペイン国境に近い太平洋沿岸にあるタラサ・ピアリッツのキュール・カップ50は、ミネラル補給とリラックスによる骨の治療コース。ミネラル補給には、海洋成分と植物を原料にしたパック、リラックスには、エッセンシャルオイルでのマッサージなど1日5つのタラソケアが用意されている。
また、ブルターニュのラ・ポール・レ・パンでも、キュール・カップ50と名付けられたコースがある。1日5つのタラソケアは、アクアジム、プールでのリハビリテーション、マッサージ、水を利用したイドロマッサージ、ジェット・シャワー、海藻パック。

丈夫な骨は美しさの基本。パリジェンヌは体の奥底にも気を配るのである。

メトロ オデオン駅

メトロ オデオン駅

61.好みのコスメに絶対出逢える美容ラビリンス

バカンスを間近に控えたパリジェンヌは、大事な休日に備えたショッピングに忙しい。夏といえば、海。そして、アバンチュールの胸騒ぎ・・・。というわけで、ビューティグッズをばっちりそろえることが、課題となる。

日焼けものから、メイク、香水まで、全て同時に購入できるセフォラは、とても便利なショップ。シャンゼリゼ通りのメガストアは、1200平米の広さで、まさに美の殿堂といえる。
店内は、香水コーナー、カラーコーナー、スキンケアコーナーの3つに分かれており、さらに、ビューティ関係のブック、イベントのスペースもある。入口を入って驚くのが、並んでいる香水の数。あらゆるメーカーのあらゆる香りがディスプレイされている。自由に香りを試し、好きなものを選ぶことができるので、気兼ねなく吟味できる。アルファベット順になっているので、お目当ての香水を捜すのも簡単だ。

次は、グラデーションが美しいカラーコーナー。シャワージェル、ソープ、入浴剤などのバス製品は、それぞれの香りに合わせて24色。プレゼントにも喜ばれそうだ。
セフォラオリジナルのメイク製品も、充実している。毎日色を変えられる365色の口紅、110色のマニキュア、118色のアイライナー、36色のマスカラ。値段は20₣[フラン]前後とお手頃なので、ひと夏用として奇抜なカラーで遊ぶのも楽しい。

もちろん、有名ブランドのメイク化粧品もそろっている。いたるところに置いてあるスタンドは、朝、昼、夜と3段階の光を放ち、カラーの変化を確認できる。店の一番奥、白で統一された明るいコーナーが、スキンケア。化粧品メーカーのものから、薬局系のものまで、その種類は豊富だ。 ボディケア、ヘアケアも充実している。あれもこれもと、1時間は抜けられないビューティの迷路。日曜日もオープンしており、いつも満員だ。

夏の予感にワクワクし、女性たちのコスメ選びは終わらない。

ジョルジュサンクスのカフェ

ジョルジュサンクスのカフェ

62.香りの冒険はキャンドルから

香水文化の歴史を誇るパリ。香りのキャンドルも人気で、香水ショップ、ファッションブティック、雑貨屋など、あらゆる分野から発売されている。そんな中、店舗を増やさず、創業以来40年近く、パリで1軒だけのショップにこだわっているのがディプティック。

カルティエラタンの繁華街から少し離れたところにあり、目立たないショップだが、顧客リストには、カトリーヌ・ドヌーブやケイト・モス、ナオミ・キャンベルなど、各国の有名人の名前がずらり。エルトン・ジョンは、故ダイアナ妃の追悼にここのバラのキャンドルを用いたという。

こじんまりした店内には、キャンドル、オーデコロン、ソープなどがずらりと並んでいる。キャンドルの香りは38種類(148₣[フラン])。シナモン、ムスク、こけ、ティー、バジル、サンダルウッド、ジャスミン、ミモザ、いちじくの木、ラベンダー、ミント・・。自然の香りを再現したものが多く、ちょっとエキゾチックな匂いが特徴だ。初めて知る植物もあり、ディプティックのキャンドルで、未知の世界を旅することもできる。
オーデコロンは9種類(100ml250₣[フラン])。1968年に誕生したローは、シナモン、ゼラニウム、サンダル、バラ、クローブをブレンドした香り。コリアンダー、カルダモン、キャラウェー、パチョリのロートル、カシスの葉とブルガリアのバラの香りのロンブル・ダン・ロー、バジル、森の緑、杉をミックスしたヴィジリオなど、個性的なものばかりがそろっている。

ところで、この店を訪れる日本人は、バラのキャンドルを好んで買って行くという。バラの香りは、日本人の定番のようで、どこに行っても同じことを言われる。無難で万人受けするからだろうが、いつも同じではつまらない。時には少し冒険しなくては。

まずは自分に合う香りをキャンドルで試してみてはいかが?

コニャック·ジェイ

コニャック·ジェイ

63.お茶の魅力にとりつかれたパリジェンヌ

パリといえばカフェと連想する人も多いと思うが、最近では、お茶が主流のサロン・ド・テの人気が高まっている。フェミニンな内装のなかで、手作り風のケーキと紅茶を楽しむ。おしゃべりに夢中なパリジェンヌの他、もちろん、カップルや男性同士で訪れる客もいる。

お茶が注目されている理由のひとつは、健康志向。今では、緑茶もポピュラーで、スーパーでも、ティーパックの緑茶が発売されており、手軽にお茶を楽しめる。パリの紅茶専門店マリアージュ・フレールからは、竹の筒に入った中国緑茶が発売された。サンミッシェルにある店の地下は、各国のお茶の歴史も垣間見ることができるギャラリー。日本の鉄瓶も販売している。ちなみに、パリでは紅茶を鉄瓶で入れるのが流行中。

本場の中国茶に親しめる中国風サロン・ド・テも、このところ話題になっている。オデオンにあるTch'aは、ギャラリー、サロン・ド・テ、レストラン、ショップが一つになった店。ウーロン茶、鉄観音茶、ジャスミン茶など種類が豊富。カルチエ・ラタンのムフタール通り近くのラ・メゾン・デ・トロワ・テは、ヨーロッパで唯一の本格的中国作法でお茶が飲める店。台湾人女性の曾さんが素早い動作で行う中国式茶道は、見てるだけでも面白い。ここには、150種類ものお茶がそろっており、ウーロン茶だけでも50種類以上。何杯も飲めるウーロン茶のセットが50フランからで、最高は2000₣[フラン](4万円)!

オリエンタル風緑茶も、フランス人の好きなお茶。ミントの葉が入った甘いお茶は、パリのイスラム寺院内にあるル・カフェ・ド・ラ・モスケで。ミントティー1杯10フランでエキゾチックな雰囲気をたっぷりと満喫することができる。

日本風が好みのパリジェンヌは、日仏会館最上階の茶室で行われる茶道コースに参加。また、とらやの日本茶と和菓子も、ZEN(禅)な気分が味わえるので、密かな人気。

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