バスタブ

プチ整形が気軽に

母の日のプレゼントに「Botox」!プチ整形の一種、目尻や眉間のしわをとるために直接局所に注射して使われるあのボトックスだ。母親にいつまでも若く美しくあってほしいと願う子供たちからのプレゼントだろうか。

今年、この日、日頃の感謝を込めて、母親に何かのプレゼントをした人たちも多いことだろう。母の日のプレゼントと言えば、カーネーションの花、などと思うのはあまりにもありきたりな考え方なのだろうか。
どこの国もそうだろうが、5月に入るとデパートや様々な店が一斉に母の日と称して花から小物、ジュエリー、衣類など特別なギフトを売り出す。でも、ボトックスとは流石。やはり、プチ整形が気軽に、しかも、そこそこにお手軽な値段でできるようになってきている証拠なのかもしれない。

とにかく、ボトックスというのはちょっと特殊なプレゼントかもしれないが、母の日を前によく店で見かけたのは、女性たちがお肌にやさしくしかも体に良さそうな、野菜や果物からできた石鹸やバスジェル、ローションといった、肌をいたわる基本用品をプレゼントとして物色しているところだった。
自分たちが使用している、あるいは使用してみたい品物を母親にも試してほしいということなのかもしれない。

オートミール、蜂蜜、ミルク、大豆、にんじん、キューリ、レモングラス、オレンジなどは、もはやただ食べるだけのものではなくて、バス用品としてお肌にいいものらしい。ティーだって、ただ飲むだけではなくて、バスタブに入れれば体の芯まで暖めて、しかもリラックス効果のある香りで包んで精神まで癒してくれるものがあるという。また、バラの花びらなどがなかに入っているソープなどは視覚的にもリッチな気分にしてくれそうだ。
どこまで科学的な根拠をもって証明されたものなのかはよくわからないが、食物として摂取する材料からできているからこそ、安心できて、爪や指先、顔、肌だって嬉しくなってしまうのかもしれない。

こんなプレゼントをもらった母親たちは、きっとお風呂にお湯をはって、しっかりと体を沈め、手足を伸ばして、色や香りを楽しみ、ときにはお湯の表面に浮かんだ花びらと戯れながら、自然な材料が作り出す特別な力を借りて生き返るのだろう。まさに優雅な気分になってしまいそうだ。

来月は、父の日がやってくる。母の日に比べると、何故かあまり大きく取り上げられない日だが、はてさて、今年、どんなプレゼントをみんなは考えているのだろうか。

今年こそ、日々お世話になっている父親に、あまりそれを声にして出すことがないだけに、思いっきり心を込めたプレゼントを探してみてはどうだろうか。

(2006/05)
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