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jaywalking
信号無視など交通規則を守らずに交差点を渡ったり、車道を横断する「ジェイ・ウォーク(jaywalking)」。困ったことに、ニューヨーカーたちはこれが得意です。
車が通りそうもない道路でも、平然と並んで信号待ちしている日本人には考えられないような、お行儀の悪さです。
そういう私も、ニューヨークに住み始めたばかりの頃は、日本流にきちんと交通法規を守っていましたが、今では立派なジェイ・ウォーカー。本当に環境というのは、恐ろしい。
でも、ニューヨーク名物のこのジェイ・ウォークも、ついに御法度の兆し。なぜなら、ジュリアーニ市長が、今まで野放し状態だった違反歩行者たちの取締りに、ついにというか、ようやくというか乗り出したからです。
ジェイ・ウォークは、これまでだってれっきとした交通違反だったのですが、罰金が$2と少額だったことと、あまりにも件数が多いために、警察も見て見ない振りをし、ほとんど取り締まっていなかったというのが実情でした。
大声でドライバーに怒鳴られたり、クラクションを鳴らしまくられても、一度身についてしまった習慣というのは、なかなかやめられないんですよね、私自身も含めてみんな・・。
でも一方では、歩行者が信号無視によって事故に遭い、負傷するケースも年々増えているのも事実なのだそうです。かなり無謀な運転の仕方をしている人を何度も見ているので、そりゃそうだよなーと思います。
どうやらこの点を市長は強調したいらしいのです。今後は、$2だった罰金をグンと引き上げ、違反者には違反チケットをきって規制強化を図ると正式発表。
でも、彼自身「実は時々ジェイ・ウォークをしている」と認めているというのですから、さすがニューヨーク市長!!という気がしますよね。
数十メートルおきに信号があり、いつもいつも混雑しているマンハッタンで、果たしてどのくらい効果があるのかはちょっと疑問ですが、確かに以前よりは交差点に立っている警官の数は増えたみたいです。
周囲の反応は「取締りなんて不可能。何にも変わらないよ」「他にもっと取り締まるべき問題があるのに・・」と否定的な声が多いようです。私は・・といえば、やっぱり罰金を徴収されるのはいやなので、少しは注意しよう、と思ってはいますが....。