1996年8月の出来事
  • 俳優の渥美清が死去(享年68)
  • 米アトランタでオリンピック開催(100周年記念大会)
ベッドルーム

人格が現れるベッドルーム

ニューヨークは、良くも悪くもタフな街なので、この街を元気に生き抜いていくには、なんといっても健康管理が欠かせません。
中でも、煩雑なスケジュールをかいくぐって少しでも多くの睡眠時間を確保することは、ニューヨーカーたちの大きなテーマになっています。

朝夕の通勤時間は、そんな人々にとって睡眠を補うための格好な、そして貴重な時間となっているのでしょう。
「どうせ眠れるなら、快適に気持ちよく眠りたい・・」これは誰しもが思うこと。そこで、ベッドまわりの諸々をホームセール(シャツ類やタオルなどの大々的なセール。デパートをはじめ各専門店で年数回開催される)を大いに活用して、好みのテイストのベッドルーム(視覚的にも、質感的にも)に仕立て上げようと、皆やっきになるのです。

いろいろなお宅を訪れてみて思うのですが、ベッドルームほどそこに暮らす人の嗜好や性格、ひいては人格までをも如実に語るものはないようです。いつもクールな印象の人のベッドサイドに、テディベアがいくつも飾ってあったり、また、いつもシックな色調のファションに身をつつんでいる人が意外や意外、甘いピンクやイエローでカラーコーディネイトしていたり・・なかなかおもしろいものです。

それと驚くのは、約9割(もしかしたらもっと多いかも知れない)のご夫婦がクィーンもしくはキングサイズので眠っていること。片方が風邪をひいた時や夫婦ゲンカしちゃった時などどうするのかしらん・・と思うのですけれど。まぁ、余計なお世話なのでしょう、きっと。

薬好きのアメリカならではの誘眠剤や快眠剤もいろいろ出回っていますが、やはり心許した人の傍らで、触れ合って眠ることの安心感・快適さにまさるものはないようです。ビタミン神話が崩れ、バランスのとれたライト・ミールを積極的に摂りはじめたニューヨーカーたちは、眠りに関してしても「薬より愛情」・・そんなふうに感じているように思えてなりません。

96/8/1
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