日常の何気なく行っている動きを増やしてカロリー消費
外出が減って、自宅での仕事も当たり前に。近頃、気になるのは、下腹部の出っ張りです。 食事の量も変わらないし、むしろ飲酒量も抑えているのに何でなのだろう~?と。
生活スタイルを見直すことに。
一番変わったのは、当然ながら外出量=散歩などのウオーキング時間。そして、座位の時間の増加。いつの間にか緩んでいた、お腹周りの緊張感。立位も少なくなり、楽な姿勢で座ることが増え、体重もそれに伴い徐々に右肩上がり。脂肪の浮き輪!?が、掴める気がします。
NEAT
そこで、始めたのが、「”NEAT : Non-Exercise Activity Thermogenesis ” :ニート(非運動性熱産生:日常生活行動)」です。
フィットネスクラブに通うのが、ためらわれる今、日常の何気なく行っている動きを増やして、エネルギーを消費。メタボ対策です。頑張らない、”NEAT”=日頃のながら動作を貯蓄してダイエットに、繋げてみたいと思いました。
1日に消費するエネルギー量の構成は、
1.基礎代謝量(人が生きていくのに最低限度必要なエネルギー):50~70%
2.食事誘発性熱生産(食後は、体内で代謝量が増加/カラダが暖かくなります):10%
3.身体活動(運動+運動以外の行動:NEAT):20~40%
です。
身体活動=運動+運動以外の行動”NEAT”(日常生活活動)
運動とは、ダイエットや健康&体力の維持や改善など目的意識を持って行うのことを指します。(例:ウオーキング・ジョギング・水泳・テニスなど)
NEATとは、運動以外の行動で、日常生活において掃除、洗濯、料理、買い物、犬の散歩などの家事と子供の世話、通勤、階段の上り下りなど、一つ一つの動作の運動の強度は、比較的低いと言えます。
米国ミネソタ州 Mayo Clinic の Francisco Lopez-Jimenez 医学博士のグループは、「1日6時間座っている時間を立っている時間に置き換えると、長期的な体重減少を促進する」と、発表。
研究グループは、1,184名の参加者(平均年齢:33歳。60%が男性。平均体重:143.3ポンド=約65kg)による、46の研究において、成人が立っているときは、座っているときより、より多くのカロリーを消費するかどうかの調査分析を行った。
結果は、立っている方が、座っているより毎分0.15キロカロリー消費していることが分かった。1日6時間座っている代わりに立っていることによって、143.3ポンドの成人は、54キロカロリー余分に消費することになる。これは、もし、食物摂取による体重の増加が無ければ、1年で5.5ポンド(約2.5kg)、4年の間に22ポンド(約10kg)にも相当する。
「近年では、座り続けている行為自体が、肥満の急増や心血管疾患・糖尿病の原因の一つであるとつつかれる」
「1日12時間座っているような長時間のデスクワークをしている人にとっては、座っている時間を半分に減らすことは、大きなメリットがある」。
「体重の維持や減量、心臓病リスクの軽減の為には中程度からより活発な身体の活動を求められている」
「Mayo Clinic の James Levine 医学博士によって提唱され作り上げられた”NEAT”(非運動性熱産生:日常生活行動)という概念がある。立っていることは、”NEAT”を構成する要素であり、私達の研究結果が、この理論を立証している」と、Francisco Lopez-Jimenez 医学博士は述べている。
「注目すべきことに、座位から立位の状態での消費カロリーが、男性の方が、女性より、2倍多くなる。これは、筋肉量の差であると考えている」Standing several hours a day could help you lose weight, Mayo Clinic research finds
(Mayo Clinic News 31 January 2018)
“NEAT”でカロリーは、消費することができますが、筋肉はつきません。
運動は、カロリー消費のベースである筋肉を作るためにも重要。日常生活の中で取り入れられる、こまめな動き。意識を集中して行うエクササイズ。大切な身体活動のバランス。どちらもおろそかに出来ない必須な動きです。
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