認知機能の低下防止に役立つ2つの特定されたライフスタイルとは?

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強度の身体活動は必要ない

健康的な脳を保つためには、強度が中程度(ガーデニングや適度な早さのウオーキングなど)の身体活動と学習活動(芸術や音楽、夜間授業など)へ参加することが決め手。

65歳以上の高齢者が全人口に占める割合が、高齢化率。7%を越えると、高齢化社会。21%を越えると超高齢化社会です。日本は、既に2005年以降、世界で最も高い高齢化率を維持し、高齢者も増え続けています。
世界でも、高齢者人口が増加する中、気がかりなのが、加齢とともに増える認知症です。

カナダ、Simon Fraser University(サイモンフレイザー大学)と提携しているDigital Health Circle(イノベーションハブ)の研究グループは、特定のライフスタイルが、加齢による認知機能の低下を遅らせることが出来ると発表した。

調査は、Digital Health Circle(イノベーションハブ)の所長であり、Simon Fraser UniversityのInteractive Arts and Technology の准教授でもある Moreno Sylvain博士達の研究グループが、英国のEnglish Longitudinal Study of Aging(老化の縦断研究)のデーターから、4,091名を抽出し、脳の健康状態を追跡、分析した。

結果、加齢による認知機能の低下が、老年期におけるどのようなライフスタイルの変化によってもたらされるかわかった。

認知機能の改善に繋がるのは、2つのライフスタイル活動のみである。
中程度(ガーデニングやウオーキング、ストレッチングなど)の身体活動と学習活動(教育や芸術、音楽のグループ)への参加だ。
強度の身体活動(ジョギングやスイミング、ジムでのトレーニングなど)は必要なかった。

「今後、高齢者の世界的な人口増加は、避けて通ることはできない。高齢者の認知機能の衰えを予防するという調査結果は、カナダ人だけで無く、もっと広く多くの人々にとって、新しい臨床実践とより健康的な結果へ導くと言える」と、Moreno Sylvain 博士は、述べている。(訳:tori3tori3)

Simon Fraser University News 07 October 2021

コロナ禍で、家時間が増え、当たり前のように過ごしてしているうちに、2年あまりの日々が過ぎてしまいました。外出することも、人と接することも少なくなりましたが、不便さを感じることは、ほとんどありません。

敢えて、地域の人や、友人と、コミュニケーションをとり、誘い合って、自然の中に出かけたり、日々、会話を楽しみながら、散歩することや、幼い頃、レッスンを受けていたピアノの練習を再開したり、景色を楽しみながら、絵を描いたりなど、特に難しいことでは無く、出来そうな事から始めて見ることの大切さを実感します。

何かを、新しく始める、第一歩は、勇気がいることかもしれませんが、きっと後々自分のためになるのではと思います。