(所用時間)約10分
September~April迄、Rが付く月は牡蛎が食べられると教えられ育った世代。今は、物流が良くなり世界中のフレッシュな牡蛎が食せます。生牡蠣を美味しいと最初に感じたのは、学生時代友人と訪れたパリでした。3月でまだ寒く、小雪が舞っていたのを覚えています。キリッと冷えた白ワインと生牡蠣が良く合っていて、「これだけで十分!いくつでも食べられる」と心底思いました。今でも変わりません。
必須ミネラルの一つである亜鉛の不足は、味覚や臭覚の低下、皮膚炎だけでなく、老化や生活習慣病と関係しているのが分かってきました。欠乏すると、加齢と共に、脱毛・白内障・血圧の上昇・免疫力の低下など諸症状が現れてきます。脳の記憶をつかさどる海馬には亜鉛が多く見られます。日本人の成人男性は12mg、成人女性は9mgを1日に摂取するのが望ましいと言われています。
牡蛎は、亜鉛を3オンス(1オンスは28.3495g)=約85gで77.5mg含んでいるので、多少大きさの差はありますがスーパーマーケットで売っている1パックを2人で食べるとちょうど良い量ではないでしょうか。
(材料)2人分
- 牡蛎 1pac(約8~10個)
- オリーブオイル 100cc
- 鷹の爪 2本
- ガーリック 少々
- コショウ 少々
- 片栗粉 少々
- バルサミコ酢(お好みで) 少々
(レシピ)
- 牡蛎を良く洗い、キッチンペーパーで水を拭く。
- コショウ+片栗粉を振りかける。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、鷹の爪+ガーリックを加えて香り付け。
- 容器にオイルを移す。
- 残りの油で良く牡蛎をソテーしオイルに漬ける。
(お好みでバルサミコ酢をトッピング)
大好きな牡蛎ですが、夏場の岩ガキには時々腰が引けてしまいます。が、厚岸の2文字に欲求の方が勝ってしまい、お店のマスターに「食べても大丈夫かな~~~」と同意を求めていました。相方は目が!!!「あたると思えばあたるよ。今日の朝の仕入れだけど」「やっぱり食べてみたい」大当たりでした。乳白色のプリプリ身は濃厚でお代わりをお願いしたくなります。夏の楽しみの一つです。
Well-Aging News 記事
亜鉛は免疫反応を制御して感染症を予防する