長時間、飛行機に乗るときは、マティーニを3杯ぐらい飲んでグッスリと眠り、起きたら現地というのが、理想的。今は、冷えたwelcomeシャンパンを頂き(時折、乗り継ぎ時間があまりなく、駆けつけ三杯的な感じで、慌ただしく、損をした気にもなる)、軽めの赤ワインを楽しみながら何時しか眠りに誘われれば心地よいであろうと思うのですが。(アルコール度数を悪酔いしないように抑えて!? )
数年前、ドイツのルフトハンザ航空は、乗客が、ビールと同じぐらいトマトジュースを機内で飲んでいることに気づき、外部機関に調査を委託。(なんと言ってもドイツ人は、ビール好きのはずなのに?)
結論は、「機内の圧力が低下することで、地上でトマトジュースを飲むより美味しく感じる」ということでした。「塩・砂糖・ハーブ類は、地上よりも薄味に感じている」との確認もされ、ルフトハンザは、機内での食事やドリンクの味の改善に役立てている模様。(確かに、以前よりは、どの航空会社もマシになったよう)
米国コーネル大学(Cornell University)の食品科学部准教授Robin Dando博士のグループは、「単に気圧によるだけでなく、ジェット旅客機に搭乗して85デシベル(地下鉄の車内で80デシベルぐらい!?)のような騒音にさらされると、味蕾(食べ物の味を感じる器官)が美味しいと感じるうってつけの状態になる。日本の食文化で特徴的な-ウマミ-と呼ばれている、風味のある押さえられた美味しさ、例えば、アミノ酸のウマミ成分の一つグルタミン酸が豊富なトマトジュースような食品を、自分好みの味に大変身させる」と新しい研究を発表した。
(Cornell University Cornell Chronicle 12 May 2015)
「味覚は、騒々しい環境に置かれると、甘さとウマミの感覚に支障をきたすことは、明確である。甘みを抑えて、ウマミが顕著に増すのだ」「食べ物を食べるときの環境で、味覚を変えることができる」とDando博士は、述べている。(訳:tori3tori3)
空の旅で機内食は、かなりのウエートを閉めているのか、座席に着き、メニューに集中している人が多い行きの機内。和食のウマミ=だしならば、上手に取り入れていただけそうな予感もします。乞うご期待!
一番に手に取るのは、ドリンクメニュー。ブラッディ・マリーは、ウォッカベースのカクテル。トマトジュースで割るのでどこか健康的なドリンクのイメージ。濃度調整も、トマトジュースなら簡単。美味しさが増すと分かれば、次回のフライトでは是非一杯。
関連記事
イイことづくめのトマトにだって、落とし穴が!
ハワイ便で子供が泣き叫ぶには訳がある!知れば同情できるかも