朗報!?肥満は不健康ではないかも

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太ったネコ

フランス(2015年4月)だけでなく米国でも、拒食症の予防などのため、2015年末、BMIが18未満のモデルを雇用することを禁止するようU.S. Occupational Safety and Health Administration (米国労働安全局)に、Harvard T.H. Chan School of Public Health(ハーバード大学公衆衛生学部)社会行動科学科のS. Bryn Austin教授達は、要求しました。

喫煙によって生命保険料は違ってくるようですが、BMIによって雇用条件や保険料が違うとしたら、やり過ぎ!?感もぬぐえない気が。
少々体重が多い方がコンディションが良いなんてことも。

米国University of California Los Angeles(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の心理学者達の主導による、BMI(Body mass index)=肥満度の判定基準が高めの人にとって朗報となる研究結果が発表された。
(University of California News 04 February 2016)

研究は、2005年から2012年の国民栄養調査を使い、BMI([体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で算出される値)と血圧・グルコース(血糖値)・コレステロール・トリグリセライド(中性脂肪)などの健康マーカーとの関連を分析した。
新しい研究では、BMIの判定において、米国人5400万人以上(過体重と見なされている米国人の半分近い3440万人、肥満と考えられている人の内1980万人)が健康であるにもかかわらず、間違って不健康と見なされていることが判明した。

「多くの人が、肥満は死の宣告」のように受け取っているが、研究データーは、「過体重や肥満である何千万もの人が、申し分の無い健康状態であることを示している」と心理学のA. Janet Tomiyama准教授は述べている。

同調査結果に置いて、「BMIで普通体重にランキングされている30%以上、約2070万人が、彼らの他の健康データーに基づいてみると、本当は不健康な状態であった」
「BMIで35以上の超肥満と分類されている米国人約15%、200万人以上が、実際は健康な状態であった」とも追記している。(訳:tori3tori3)

度々、繰り返される話ではありますが、健康的な生活に欠かせないことは、やはり食習慣と適切なる運動に尽きるということなのでしょう。
容姿や数字に頼るのではなく、真の健康は、自分自身の本当の体調を自覚することが大切。

厚生労働省が推進している1日に必要なエネルギーは、下記の通りです。

1日に必要なエネルギー(kcal) = 標準体重(kg) × 標準体重1kgあたりに必要なエネルギー
*標準体重 = 身長(m) × 身長(m) × 22
(活動別・標準体重1kgあたりの1日に必要なエネルギー)

軽労働(デスクワークの多い事務員・技術者・管理職など) 25-30kcal
中労働(外歩きの多い営業マン・店員・工員など) 30-35kcal
重労働(農業/漁業従事者・建設作業員など) 35kcal-

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