身近で入手しやすい食材をチョイス!COVID-19 に有効性を示しているビタミン・ミネラル含有食物

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COVID-19に確実に効くという治療薬が見えない今、安全対策として、外出時にはマスク、密を避け、お家に帰ったら、手洗いうがいと、公衆衛生の基本をしっかりと守ってガード。
大切なのは、人のカラダが、毎食の食物から成り立っているという基本的なこと!

どんなにワクチン摂取をしても、かかってしまう人もいます。自分のカラダは、自分で管理!
自己免疫力を日々の食生活の中で、UP! する努力は、必須ですね。
コロナ感染に効果が期待できるバランスのとれた食材の摂取は、すぐに始められます。

日本臨床栄養協会誌 New Diet Therapy Vol.37 No.4 別冊 2022年 に掲載された多田紀夫理事長の、「食事栄養と感染防御」は、withコロナ世代として、どのような食物を摂取するべきか!考える良いチャンスだと思いましたのでご紹介します。

●COVID-19に有効性を示すビタミン含有食物。

  • ビタミンA(免疫作用):牛肉&鶏肉のレバー・卵・ほうれん草・ブロッコリー・ケール・赤ピーマン・ニンジン・カボチャ・マンゴー・パパイヤ・メロンなど
  • ビラミンB2(抗ウイルス作用):豚肉・紅鮭・牛乳・豆腐・きのこ・玄米・スイートコーンなど
  • ナイアシン(免疫作用):豚ヒレ・鶏むね・まぐろ・鰹・ブナシメジ・アボカド・玄米など
  • ビタミンB6(免疫作用):豚ヒレ・鶏むね・さんま・まぐろ・ピスタチオ・ジャガイモ・バナナなど

  • 葉酸(免疫作用):玉露・とうもろこし・ブロッコリー・グリーンアスパラ・ほうれん草・イチゴ・牛&豚&鶏のレバー・卵・ホタテ・牡蠣など
  • ビタミンB12(免疫作用):牛&鶏のレバー・しじみ・あさり・紅鮭・さんま・まさば・のりなど
  • ビタミンC(酸化防止作用・免疫作用・抗ウイルス作用):牛&豚のレバー・オレンジ・キウイ・レモン・イチゴ・ブロッコリー・カリフラワー・赤ピーマンなど
  • ビタミンD(抗炎症作用・免疫作用・抗ウイルス作用):鮭・さんま・さば・まいわし・日光に当てたシイタケ・きくらげ・舞茸・エリンギ・シメジ・えのきたけなど
  • ビタミンE(酸化防止作用):うなぎ・たらこ・イクラ・オリーブオイル・サフラワー油・カボチャ・赤ピーマン・ほうれん草・アボカド・アーモンドなど

●COVID-19 に有効性を示すミネラルや生活活性物質含有食物。

  • 亜鉛(抗炎症作用・免疫作用・抗ウイルス作用):カキ・豚レバー・ゴマ・海藻など
  • セレン(酸化防止作用・免疫作用・抗ウイルス作用):まぐろ・かつお・あんこうのきも・たらこ・いか・たこ・全粒粉パン・卵など
  • クルクミンエキス(抗ウイスル作用):ターメリック
  • ニンニクエキス(抗ウイルス作用):ニンニク
  • レスベラトロール(抗ウイルス作用):赤ワイン・ブドウ・ココア・イチゴなど
  • エピガロカテキンガレート(抗ウイルス作用):緑茶
  • プロポリス(抗炎症作用・抗ウイルス作用):ミツバチが蜜蝋や唾液などで作り出す物質
  • ケルセチン(抗ウイルス作用):タマネギ・リンゴ・ブロッコリーなど
  • スルフォラファン(酸化防止作用):ブロッコリー・芽キャベツ・キャベツなど

改めて、食材などを見ると今までも、さまざまな病気に効果が期待できるとか、健康長寿の秘訣食物どと推奨されていた食材を多く見かけ、一つの食物から、複数の栄養素を摂取できるのも食べ物ならでは利点です。

「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを」が、重要だと思います。
日頃の食生活に気を配ることは、”言うは易し行うは難し”で、日々よりも、1週間単位で考えると、家計との折り合いが意外とつき易いかもしれません。

New Diet Therapy
日本臨床栄養協会誌 Vol.37 No.4 別冊 2022年