ストレスホルモンと呼ばれているコルチゾールは、炭水化物・脂肪・タンパク質の代謝を制御する身体にとって必須のホルモンです。ストレスにより血圧や血糖値のレベルを上げたり、免疫力の低下を招いたりします。
このコルチゾールが、満足感あふれる食事方法(mindful eating)[1日30分のメディテーションに加え空腹感、満腹感、味覚の満足度を理解する食事法など]により整えられると腹部の脂肪が減少しているという研究がカリフォルニア大学サンフランシスコ校統合医療OsherセンターのJennifer Daubenmier博士達のチームによってに発表されました。
(Journal of Obesity Online December 2011)
また、妊娠中の体重増加は出産後増えた体重を元に戻すことが難しく、後々子供の健康にも影響を与えるため、ストレスを上手に回避する、満足感あふれる食事方法(mindful eating)が一役買ってくれるかもしれないとも述べています。
イライラするとついついチョコレートを食べ過ぎたり、TVやビデオを見ながらの食事は、食べることより、見る事に夢中になってしまいます。しかし、食事の大切さは、目で見て、香りを嗅いで、味わって楽しむこと。食事の時間は食欲だけでなくココロも豊かに満たしてくれます。