我が家のネコ達は、オフィス住まいで運動不足。雑誌のおデブちゃん大会で、横綱マークをいただくくらいです。事務所に行くと「待ってました」とばかりゴロゴロと言いながら、すり寄ってきて、仕事の前に小トレーニング・エクササイズ。コンピューターに向かっていると、膝の上に座ってキーボードを、手伝っているよとばかり、ツ~~~~と押さえて、折角入力したデーターを消している! 忙しくて会えないと電話で「グルッグル~」とコンタクトを取り合うほどの愛ネコ達(ネコ好きの人達は、みんな一緒ですよね)
ストレスの胃痛もめまいも、クニュクニュ、フワフワとした手触りでリラックス。あ~これが、「オキシトシン!?(oxytocin)」の成せる技。お互いにココロを許して、くつろいで、触れ合うことで脳の中から湧いてくる「愛情ホルモン」です。今は、友人宅のネコ達&犬に遊んでもらっています(たま~に緩む涙腺)
脳のMRIでわかる特別な存在であるペット
米国マサチューセッツ州マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)の研究者達は、女性が自分の子供と飼っている犬の画像を見る時、脳の構造がどのように活性化されているのか違いを調査しました。
(Massachusetts General Hospital News Releases 03 October 2014)
人とペットの関わり合いで生じる脳の活性化と母親と子供の結びつきで生まれる脳の活性化を比較するこの研究は、少なくとも2歳から10歳の子供がいて、2年以上1匹の犬と暮らしている女性14人のグループにおいて行われました。
参加者は、自宅で、子供とペットの犬の両方の関係も含め、いくつかの質問に答えた後、犬と子供の写真を撮られました。その後、fMRI(MRIを利用して人や動物の脳や脊髄の活動に関連した血流動態反応を視覚化する方法)を使用し、子供と犬の写真を見せられ、脳の活動をモニターしました。
結果は、子どもやペットの写真を見ると、感情・報酬・親和(一緒にいたいと思うこと)・視覚処理や社会的相互作用(社会関係のあり方)に関係する脳の活動が活発になりました。顔の認識やその他の視覚処理機能の働きをする脳の部分は、実際、子供の写真を見せられたときより飼い犬を見たときの方が、より反応は強かったのです。「ペットは多くの人々のココロや生活で特別な存在を維持しており、ペットとのふれあいは、人の肉体的、社会的、精神的な健康と幸せにとって有益であるという臨床研究といえる」
「以前の研究において、オキシトシン(一雌一雄関係や母親との接触に関係のある)のような神経ホルモンレベルが、ペットと触れ合った後、上昇していることはわかっていた。新しい脳画像化技術は、関わり合いや結びつきにおける神経生物学的な基盤を解明し始めている」とマサチューセッツ総合病院(MGH)比較医学センターのLori Palley獣医師は述べています。(訳:tori3tori3)
「信頼ホルモン」と言われるオキシトシン。利点が多くココロに安らぎをもたらしてくれる反面、一度、相手を信頼してしまうと、疑うことをし辛くなるかもという作用も気になります。加速している高齢化社会、家族の繋がりを大切に、悪用されないよう気を付けたいですね。
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