思ったり早い、肉体の衰え。「2025年問題」は、気付いた者勝ち!

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サルコペニック肥満

増えているサルコペニア肥満

サルコペニア肥満:Sarcopenic obesity(サルコペニック肥満)=筋肉減少性肥満の定義は、サルコペニア(加齢性筋肉減弱症)と肥満の定義が研究によって異なるので、はっきりとはしていないようです。

高齢者において一般的になりつつある現象と懸念されていて、サルコペニック(筋肉量の減少)+肥満(脂肪量の増加)の状態であることは、確か。

超高齢化社会において、疾病の予防から医療介護の提供は、新しい公衆衛生システムの構築が必要とされ「2025年問題」として、取り上げられています。
「2025年問題」は、戦後のベビーブーム世代=団塊の世代が75才以上に達するので、介護や医療費など社会保障費の急増が、見込まれるということです。

米国Iowa State University(アイオワ州立大学)人間科学部運動学Duck-Chul Lee助教は、「先進国では、高齢化によって、サルコペニック肥満の健康への影響が心配されている。身体的な活動が、加齢により失う筋肉や肥満の予防・遅延を招く要となるのが、わかった」と発表。

サルコペニック肥満の高齢者は、「モビリティ障害、代謝性疾患、死亡率などが高くなり、サルコペニアか肥満かのどちらか一方だけの場合より医学的な疾患が、より大きくなる。高齢者にとってサルコペニック肥満の予防や治療に、フィットネスやレジスタンス運動が、身体活動に対して潜在的な利益がある」とも指摘している。(訳:tori3tori3)
(Future science OA 14 July 2016)

米国Duke University(デューク大学)内科Katherine Shepherd Hall助教のグループは、「2012~2014年の研究に登録された775名の参加者(30~90才以上)を対象に、年代による加齢に関連した動向調査を行った」
「結果、身体能力と身体活動の関係における肉体的な衰えは、イスから立ち上がる時や歩行速度などに、50代から見られる」と発表。(訳:tori3tori3)
(Duke University 29 June 2016)

自分では、まだまだと思っていても意外と兆候はあるのかもしれません。
ある朝起きて、足に痛みを感じたり、違和感があったり、いつもと違う自分を少しでも感じたら、おざなりにしないで、かかりつけの医師に相談する方が良いようです。