性生活の満足度が、QOLの維持と密接な関係
(社)日本家族計画協会が2年ごとに行っている「男女の生活と意識に関する調査」-リプロダクティブ・ヘルス-によれば、16~49歳の夫婦で1カ月間性交渉をもっていない割合は、2004年の31.9%から増加し、2010年には4割を越えて40.8%になりました。10年弱で約1割の増加です。
理由は、「疲れている」「めんどくさい」「出産後なんとなく」「相手がいない」「気分がのらない」「眠い」「その時間を他の事に当てた方が良い」など。しかし、根底にあるのは、年齢と共に「セックスはしなくなってあたりまえ」「セックスの会話は恥ずかしい」「今更興味がもてない」という意識も大きいと思います。
カリフォルニア州立大学サンディエゴ校(UCSD)医学部、スタイン加齢研究所のThompson准教授は、「ウエルエイジング(well-aging=上手に年齢を重ねること)において、性生活の満足度が、QOLの維持と精神面で密接な関係がある」と指摘しています。
急速に高齢化が進んできている日本人社会です。既婚者もそうでない人も、イキイキと活動的で幸せな生活を年齢と共に楽しめるよう、今一度パートナーと、本音でお互いの関係を話し合ってみることが必要かもしれません。
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