デスクワークが増えた現代。座ってばかりは、メダボリック症候群・肥満・エコノミー症候群になりやすいと言われています。
一つ、心配が増えました。高齢化に伴い誰もが心配している認知機能の低下と認知症との関連です。
米国University of California, Los Angeles(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の研究者達は、予備的研究において
「長く座り続けると、脳の記憶力を司る内側側頭葉(medial temporal lobe:MTL)が薄くなる。この脳の変化は、認知機能の低下や認知症の前兆であり、記憶に関する重要な意味を持っている」と、発表。
(UCLA News 16 April 2018)
研究は、45~75歳、男女合わせて35名(男性10名・女性25名)の被験者を募集。身体活動度や先週の1日における平均的な座位時間に関して質問した。
各々、高解像度MRI検査を受け、新しい記憶を形成する脳の領域である内側側頭葉(medial temporal lobe:MTL)を詳しく調べた。
加齢によって生じる、内側側頭葉(medial temporal lobe:MTL)の萎縮は、エピソード記憶の低下をもたらす。研究者達は、「座り続けるという行動が、内側側頭葉(medial temporal lobe:MTL)の厚みを薄くするという重大な指標になりえる。ハイレベルな身体活動をしていようとも、長時間の座位における悪影響を相殺するには、不十分である」と述べている。
「座位時間の減少はアルツハイマー病のリスクを抱えている人達にとって、脳の健康を向上させる1つの介入目標となるかもしれない」とも言っている。(訳:tori3tori3)
(UCLA News 16 April 2018)
コンピューター社会になって、自分自らが、行動をしないと、ほとんどのことは賄える時代になりました。TVやエアコン、お風呂のスイッチやお掃除まで、面倒だなと思うことは、やってくれる生活を手に入れました。
後は、自分次第。バランスの良い食生活を送ること、運動すること、社会に参加することなど。
常に、自己責任を持って、正確な情報を得ようとする努力&自己管理をしなければ、健康は長続きしないのだとつくづく思います。
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