Palais Garnier

メトロのポスター

「MUJI(無印良品)」は人気

パリでは大気汚染が問題となっている。その対策として昨年9月には、自家用車の使用を減少させるため市内交通規制が施行された。自転車やバスで通勤する政治家がテレビに登場してPRするなど、かなりの熱の入れよう。

一般のスーパーなどでもビオ(バイオ=自然食品)コーナーがあり、ビオ専門のマーケットも開かれるなど、パリではエコロジーが大きなブームになっている。知的でスノッブな人ほどこの傾向が強いが、「エコロジー=トレンディ」と勘違いしている人も少なくない。

自然食品、エコロジーグッズを集めたショップやナチュラルレストランが増加しているのも事実。工芸品を販売することで、伝統職人維持を奨励しようというコンセプトの「アルティザン・デゥ・モンド」には、サンタル・オイル、アフリカの刺繍をほどこしたテーブルクロス、土の香りのする陶器など、世界中から集めた珍しいものがそろっている。また、「ロバン・デ・ボワ」は、環境問題に取り組む団体が母体となっており、活動資金を得るために、さまざまなエコロジー小物を売っている。再生紙や古い紙を使った手帳やレターセット、軍事用毛布を再利用したバッグなど、どれもユニークでかわいいものばかり。

「ナチュール&デクベルト」は、パリ市内に数軒ある大規模なショップ。小物、ゲーム、本など、エコロジー関係のものが豊富にそろい、子供から大人まで、あらゆる層に人気だ。ハニーとシアバターの石鹸やエキゾチックな植物の種など、セネガル及び西アフリカの手作り商品を取り扱うCSAOも面白い。和食やZEN(禅)が流行しているのも、このブームの反映だ。「MUJI(無印良品)」は、パリに5店舗あり、いつもにぎわっている。

パリのエコグッズは、どれも個性的でお洒落。環境問題を身近に感じさせるには、遊びの発想も大切。この流行が、やがて定番となっていくのだろう。

(2000/2/1)
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