ユーロ・サンテ・ボーテは急成長
フランス化粧品の有名ブランドは、日本でもおなじみ。しかし、パリジェンヌたちは、いつも高級ブランドを使っているとは限らない。フランスには、化粧品を研究、開発、販売するラボラトワールがものすごく多く存在する。派手な広告に頼らず、品質本位のこれらの化粧品は、主に薬局で販売され、根強い人気を得ている。
ここ数年、パリには薬局系化粧品が買える、オープンタイプの薬局化粧品ショップが急増中。堅苦しい雰囲気のあった薬局とは違い、気軽に商品を見ることができ、選ぶことができるのがうれしい。
チェーン店ユーロ・サンテ・ボーテは、3年でパリに18の店をオープンしたという急成長ぶり。常に14000~21000のメーカーの商品をそろえているという。フェイス&ボディのスキンケア、メイクアップから、ダイエット&ヘルシー、アロマセラピー商品まで、何でもあって、チョイスが豊富だ。スタッフは、全てその道の専門家で、商品やお手入れについてのアドバイスをしてくれる。さらに、エステの個室もあり、プロのエステティシャンによるお手入れも。フェイスケアが150₣[フラン]から、ボディマッサージ300₣[フラン]と値段も手頃。気張らずにエステを体験できる。
この4月、シャンゼリゼ通りにオープンしたのがパラランド。入り口を入ると、滝が流れ、自然なムードいっぱい。1階はフェイス&ボディのスキンケアが中心。2階には、ビタミン剤やヘルシーフードなど、ダイエット関係のものが並んでいる。地下のエステサロンは、パラランドのエステに加え、アロマ系のデクレオール、タラソ系のフィトメールの3つのコーナーがあり、好みのお手入れを楽しめる。
薬局系化粧品ショップは、隠れた優れものを発見できる、秘密の穴場として人気のようだ。
(1998/5/15)
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