食器

美味しいものがいっぱい

ずいぶん前ののこと。ロンドンで、クリスマスを迎える一週間ほど前、こんな事件がニュースのトップを飾った。
ある女性がジムへ行った帰りみち消息を絶ってしまったと。警察の大々的な捜索にもかかわらず、女性の消息はなかなかつかめなかったが、クリスマス目前になって無事保護されることになった。この女性が消息を絶った理由が、なんとホリデイシーズンを通して、毎年体重が増えるのでそれを避けるために身をくらましたと。世間を大騒がせした罰として、捜索にかかった費用の支払い命令が下されたとして事件の幕が下りた。

会社での仕事がスローになり、気分的に開放感に溢れるホリデイシーズン。会社ではクリスマスパーティが行われるし、普段にもまして友達どおし集まってカフェやバーでしっかり話し込んだりもする。おめかしをしてきどって出かけ、大切な人、夫、妻とともにディナーをとったり。グラスをかたむけながら、丁寧に盛り付けされ、食欲をそそるほのかな香りの立ちのぼる料理に舌をうつ。時間の流れを忘れて長い夜を暖かく過ごすことができる。この時期、食べたり飲んだりする機会は圧倒的に増える。

11月第四木曜日にあるThanksgiving Day(感謝祭)からクリスマス、元旦までというホリデイシーズンのあいだに、アメリカ人は平均1~4Kg体重が増えてしまうとか。

比較的増加が低い1Kgをとっても、毎年増え続けたと仮定すると20年もたてば20Kgも体重が増えることになる。そう思うとばかにはならない。
毎年4Kg太る-とても恐ろしくて20年などという計算はできない。そうなってくると、ロンドンで起こった事件の発端者の言い分も、とくに女性としては痛く理解できるかもしれない。

ホリデイシーズンを通して、サンフランシスコ市民がどの程度体重が増えるかという数字は出されていないようだが、料理に使う食材に幅があり、国籍を問わずさまざまな料理をとるという食習慣をもつことや、運動にも気を配ったりするなど、その生活ぶりを見ている限り、体重の増加度は米国平均よりも少ないだろうと勝手だが予想してしまう。

とにかく、ビールややワイン、カクテルを飲んだり、ご馳走を食べたりと、このホリデイシーズンをしっかり楽しみたいが、そのあとは、増えた体重をもとに戻すことも決して忘れたくない。
1kgや2kgを減らすのは簡単だが、5Kgや8Kgを減らすのは大変な仕事になる。きちんともとに戻さないと、毎年どんどん増えて取り返しがつかなくなってしまう。常にベスト体重を保つように心がけたい。

せっかくのホリディシーズン。自分のペースで雰囲気を楽しみながら、この時期のご馳走を満悦したいものだ。

(2007/12)
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