自転車

5月14日はBike To Work Day

リュックサックを背負い、ジャージーのシャツとパンツに身を包み、サングラスをかけてペダルを踏む人たちがあちこちのコーナーからあらわれ、それぞれの方向に向かってぬけて行った。白いワイシャツにネクタイをしめたサイクリストなどの姿もあった。

アメリカで5月14日をBike To Work Dayとしている。今年は15周年目になることもあって、サンフランシスコベイエリアではこの日を大々的にアピールした。その結果、15万人の学生や大人通勤者が自転車に乗ってイベントに参加したと予測されている。

この日、市内をはじめベイエリアのあちこちにボランティアがつめる"Energizer Station"が設置された。自転車通勤者を慰労し激励するために、オレンジやりんごなどのフルーツやマフィン、飲み物を用意し、Bike To Work Dayバッグや必要に応じて自転車関連の情報を手渡した。

Energizer Stationのひとつ、サンフランシスコ市庁舎もこの朝サイクリストで溢れた。市議会員の何人かも自転車に乗って通勤し、ほかのサイクリストに混じって自転車活用の重要性をアピールした。
とくに過去三年の間、市内にバイクレーン(自転車専用レーン)を追加することを禁止した差し止め命令の有効期限が、今年は6月25日切れることもあって、市の交通課からも参加者があった。彼らを含めバイク関連者たちは、この差し止め令が効力を失うとバイクレーンプロジェクトが復活することを確信している。

5月をBike To Workの月、同月第二週をBike To Workのウィークとして自転車に乗ることを奨励している。そして、5月28日をBike To School Dayとしている。とくに子供たちを対象に自転車で通学することをすすめている。
昨今、母親や父親が子供たちを学校まで送り迎えするのが通例になっている。それをしないことが、残念なことに無責任な親とレッテルをはられるような状況になってしまっている。

子供たちの肥満問題が大きく取り上げられ、体を動かすことが少なくなっている現在の子供たちの生活ぶりが問題視されているだけに、自転車通学という格好のエクササイズを習慣づけるチャンスをのがす手はないとも思えるが、どうだろうか。

両親ともに仕事をもつ家庭は多い。毎日子供たちの日課に従って、送迎をするために自分たちの仕事の調整をすることには無理がある。こんなイベントを契機に、多くの人たちが子供たち自身で通学できるという意識になる機会になってくれればと思う。

ベイエリアに住む4万人以上の人が自転車をメインの通勤手段にしているという数字がある。エクササイズでもあり、エネルギー消費の削減というエコ意識の率先にもつながるBike To Work Day、Bike To School Day。
こんなイベントの日や週、月が、みんなの意識や行動をかえ自転車活用のきっかけとなり、これから通勤や通学に自転車を使う人が少ずつでも増えていくことを願う。

(2009/06)
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