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歯に対する意識の高さはかなりのもの
先日、うちのアパートメントの1Fにオフィスを構えている歯医者さんに、歯垢除去に行ってきました。
私たちがハドソン河沿いのこのアパートメントに住んで、早いものでもう5年になるのですが、入居直後から定期的に通っている歯医者さんです。
「もっと上手なデンティストに通った方がよくない?」とアドバイスしてくれる住人もいるのですが、何といってもエレベーターを降りるだけで行き着ける近さと便利さがこたえられず「私はここでいいの。ジェイムス先生もやさしいし・・」と答えることにしています。
50代前半といったところ、ちょっとしょぼくれていて、ときどき溜め息をつく様などはウッディ・アレンを彷彿させます。シティのオフィス街で開業しているバリバリの歯医者さんなどに比べると、いかにも細々と、しかもかなり良心的料金で診療しているようで、そこがとても好ましく感じられるのです、私には。
ところで、皆さんすでにご存じのこととは思いますが、アメリカ人の”歯”に対する意識の高さはかなりのもの。大半の人はみんなきっちりとメンテナンスしています。八重歯なんて、とんでもない。
歯医者の娘として育ちながら、歯質が悪いせいもあって、歯に全く自信のない私としては、彼ら彼女らの美しい歯に劣等感を抱くこともしばしばです。中には、あまりにも真っ白すぎて不自然な人も結構いますが・・。子供から老人にいたるまで、とにかく歯がきれい。ジェイムス先生によると、「アメリカ人は日本人より、歯自体も強い」らしいのですが・・。
知り合いには、子供達に例の歯科矯正をさせている人がすごく多いし、自分たちもせっせと歯医者さん通いをしています。
ある人がいっていました。「子供に歯の矯正もさせられないような人は、かなり収入の低い人よ。きれいな歯を保つのは最低のマナーでしょ」と。
そういえば、ちょっとしたドラッグストアでも、デンタル・ケア商品の充実度は、「何これ?」と使い方がよくわからないものまで含めて、かなりすごい。キスやハグが頻繁な生活習慣も、きっと大きく影響しているのでしょう。
でも、たまに虫歯だらけの子供が、大口をあけて笑っている姿を見ると、それはそれでなかなかかわいいものですが・・。