1997年11月の出来事
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日本食

日本食料品店の閉店

ここ何週間、週末というと雨。おかげで暖かくはあるのですが、「今年はあと何回プレイできるんだろう」と気をもんでいるゴルフ好きの人々はすっかり不満顔です。
それにしても、最近は驚くほどゴルフの打ちっぱなしに子供たちの姿が増えました。知り合いのゴルフショップでも、品切れになってしまうほど、ジュニア用のゴルフセットが売れているそう。これもタイガー・ウッズ人気の影響でしょうか。

真剣な眼差しでゴルフ・クラブを選んでいる父と息子の姿は、微笑ましいというより鬼気迫るものがあります。柳の下にそう何匹もドジョウがいるとも思えませんが・・・。我が子のこととなると夢中になってしまうのは、どうやら万国共通の心理のようですよ。

さて、11月になって、マンハッタンにも焼き栗の屋台が立ち始めました。ホットドッグやプリッツェルの屋台は、1年中お馴染みですが、焼き栗は秋から冬にかけてのこの時季だけのもの。ホカホカの焼き栗を頬張ると、心まで温まるような気がするのがうれしいんですよね。

それにしても、大半のニューヨーカーの食生活は、季節ごとに旬の味覚を堪能する日本人とは比べようもないほど質素で変化にとぼしい。
幼い頃から豊かで多彩な食生活に慣れ親しんできた、私たち駐在者たちにとって、普通の食料品店やスーパーマーケットだけではやはり物足りず、どうしても日本食料品店に足が向いてしまいます。

ヤオハン倒産のニュースが伝わった時、ニュージャージーにあるヤオハンも閉店してしまうのではと、近くに住む日本人たちはみんな心配したのですが、どうやら、営業続行が決定。
でも、我が家から最も近い(車で20分ほど)日本食料品店・明治屋スカースデール店は10月19日をもって閉店してしまいました。最近、単身赴任の駐在者が増えているのもきっと原因の一つでしょう。

不便を嘆いてみても、時流には逆らえません。明日は、少し遠くての日本食料品店まで足をのばして、カナダ産の松茸でも買い求めてきましょうか・・・。

97/11/15
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