1997年12月の出来事
  • 東京湾アクアライン開通
  • 球温暖化防止京都会議開幕し、京都議定書が採択
ジュリアーニ市長

「4年前より確かによくなった」

日本はサッカーW杯初出場を決め、さぞ盛り上がっていることでしょう。まずは、おめでとうございます。
アメリカはご存じのように、サッカーより野球、野球よりバスケットの国なので、W杯への関心も今ひとつ。でも、サッカー好きの日本人たちは、異国から「ガンバレ、ニッポン!!」と熱い声援を送っていましたよ。スポーツというのは、日頃眠っている(?)愛国心を呼び覚ますもののようです。

さて、すでに初雪も降り、ニューヨークには本格的な冬が訪れました。夏の酷暑と冬の極寒・・ここは、気候的には決して住みやすい地ではありません。リタイヤした人々が一目散に、温暖な別天地を目指すのがわかる、わかる。
気候的、気象的には確かにタフな地ですが、治安的、環境的にはここ数年でずいぶん改良されたことを誰もが認めています。

先日行われたニューヨーク市長選では、共和党のジュリアーニ市長が民主党のメッセンジャー候補を大差で破り、再選を果たしました。
ジュリアーニ市長が1期目で最も力を入れたのが犯罪対策。就任中のこの4年間で、市の凶悪犯罪件数は30%以上も減ったとか。ニューヨーカーたちは、「4年前より確かによくなった」ことを実感し、彼の功績を認めたということでしょう。

そういえば、先日3年ぶりにニューヨークを訪れた友人が言ってました。「何だかホームレスの姿が減ったわね」「ひとりで歩いていても前ほど緊張しないし、恐くない気がする」そして「道行く人たちの顔が、みんな明るく元気そう。今、日本じゃみんな暗い顔してるから」・・とも。

もちろん依然として根深く深刻な問題をたくさん抱えていることに変わりはないのですが、ニューヨークといえば恐い!、恐いといえばニューヨーク!・・という固定イメージが徐々にでも返上できつつあることは、とても喜ばしいことだと思います。
でも、年末年始にニューヨーク旅行を計画されている方々、まだまだ絶対に油断は禁物ですよ!!

97/12/1
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