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クリスマスに対する意気込み
12月3日、ロックフェラーセンターの巨大ツリーに灯がともりました。
恒例のこととはいえ、やはりなかなか感動的。今年のツリーは、例年にも増して大きく立派なのだと、知り合いのニューヨーカーが自慢げに話してくれました。
メインストリートをはじめ、各家庭の庭木やベランダに趣向をこらしたイルミネーションが輝き、ニューヨークは今まさにクリスマス一色。宗教的な裏付けがあるからでしょう。クリスマスに対する意気込みは、日本の比ではありません。
なにせ、12月の電気使用量は他の月とは比べものにならない程グーンと跳ね上がるそうですから。
日頃はかなり質素な人々もこの時期ばかりは、ここぞとばかり買い物(特にクリスマスプレゼント用)三昧の日々。サックス・フィフスやメーシーズ、ブルーミングデイルスなどのデパートもすごい混雑ぶり。イルミネーションに彩られた街並みを、いくつものショッピングバッグ抱えて足早に行き交う人々の姿を見ると、「あぁ今年も暮れていく・・」と感じます。
親しい人、愛しい人をいろいろ思い浮かべながら、あれこれ頭を悩ますのもこの時期ならではのもの。本好きの彼女にはリゾートでアートブックを、アウトドア派の彼には、L.L.ビーンのカタログの中から、結婚間近な彼女には、ちょっとレーシーな下着を、などなど・・。もう、迷いだしたらキリがありません。例年のことながら、このプレゼント選びにニューヨーカーたちが費やすエネルギーたるや相当のものだと思います。
それでも、美術館の受付の中年女性の襟元に、ツリーのブローチがあしらってあったり、小さなレストランのウェイトレスの耳にサンタクロースのピアスが揺れていたり、皆この特別なシーズンを自分なりに心から楽しんでいるようです。
さて、クリスマスカードも続々到着。毎日わくわくしながらメイルボックスをのぞいています。
日本でもそろそろ街にクリスマスソングが流れ始めた頃でしょうか。
では、ニューヨークから愛をこめて・・
Wishing You A Beautiful Christmas!