1997年6月の出来事
- 神戸連続児童殺傷事件で「酒鬼薔薇聖斗」を名乗った少年が逮捕
- アメリカ合衆国でデンバーサミット開催
「タンゴ」がすごい人気です
ニューヨークの嫌煙権の徹底ぶりは、すでにご存じの方も多いはず。パブリックスペースはもちろん、レストランもスモーキング・セクションを全く設けていないところが多いため、喫煙者は気まずい思いをすることが多々あります。
でも、ホームパーティなどに参加すると、意外なほど多くの人が堂々と葉巻を吸ったり、パイプをくわえていたりする光景に出くわします。
常々、あの嫌煙ブームは少々まやかしなのでは・・と思っていたのですが、それを裏付けるような出来事に最近出くわしました。何とレキシントン街に立派なシガー・ショップが新しく誕生したのです。それも続けて2軒も。これは、あまりにも大きな力を持ちすぎた嫌煙権・嫌煙者に対する反動なのでしょうか。
新しくオープンしたシガー・ショップの話をすると、喫煙者はニコニコ。逆に嫌煙者は「何てこった」といわんばかりに不愉快そう。それぞれの反応があまりにもあからさまで笑ってしまうほどです。
それともうひとつ、最近ニューヨーカーの間にちょっとした変化が現れています。何と「タンゴ」がすごい人気です。
ニューヨーカーとタンゴ・・一見不釣り合いのようなのですが、タンゴ・ショーを楽しめるボール・ルームは連日大盛況。ダンス・スクールでもタンゴ希望者が急増しているそうです。
何にでも飽きやすいニューヨーカーのこと、このブームがいつまで続くかは疑問ですが、シガーといいタンゴといい、一種の懐古趣味といえるかもしれません。
さて、早い人はそろそろ夏のバカンスをとりはじめていますし、親しい人と顔を合わせれば、「今年はバカンスをどこで過ごすの」と情報交換にみんな燃えています。
さてさて、暑い暑いニューヨークから(今年は例年に比べてとても涼しいのですが)、どこへ逃げ出しましょうか・・・。
97/6/15
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