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クリスマスラプソディー
こちらは今、ホリデーシーズン真っ只中。家族や親しい人たちのためのプレゼントを買い求める姿が街にあふれています。
お店やそれぞれの家庭のクリスマスディスプレイやイルミネーションも、例年にも増して派手。日本では年末の門松姿などもめったにお目にかかれなくなったというのに、ニューヨークのこの盛り上がりよう....。やはり好景気の影響も大きいのでしょうが、街の混雑ぶり、キラキラぶりは、まさにクリスマスラプソディーと呼ぶにふさわしい光景です。
でも、このシーズンが華やかであればあるほど、孤独にうちのめされる人、疎外感をいやというほど味わわざるを得ないひとも、また多いのです。ニューヨークでは、この時季、悲しいかな自殺する人の数が1年を通じて最も多く、精神科医やセラピストの忙しさもピークに達するのだそうです。
これもまた、きらびやかに彩られたホリデーシーズンの裏に隠された、紛れもないひとつの現実だといえます。
タフでラフな街ニューヨークで自分を見失うことなく、パワフルに生き抜いて行くために、みんな結構けなげに苦労しているんだよなぁと、最近つくづく感じます。
抱えきれないほどのストレスを少しでも軽減させようと、みんな自分なりの「癒し」を探し求めているのです。
今年のクリスマスプレゼントには、リラクゼーションやヒーリングをテーマにしたものを選ぶ人が多いそうですが、「癒し」は決して一時的なブームではなく、もはやニューヨーカーたちにとってなくてはならない必須テーマになったといえるでしょう。
この時季、夕刻ともなるとタキシード姿やドレス姿の紳士淑女のすがたも目立ちます。でも、家族や愛しい人たちのことに想いを馳せながら、家でゆったり過ごすのこそ、今年にふさわしい幸せなホリデーシーズンの過ごし方なのかもしれませんね。
日本もいろいろ大変なようですが、とにかくとにかく、みなさまメリークリスマス、そしてよいお年を。