プロ・メイク化粧品のショップが注目
クリスマスから新年にかけては、イルミネーションやデコレーションの華やかさに劣らず、パリジェンヌが美しく装う季節だ。
微妙な色づかいで、自分の個性を魅力的に引き立てるのに欠かせないのが、メイクアップアーティスト御用達のメイク化粧品。このところパリでは、プロ・メイク化粧品のショップがお洒落な女性たちに注目されている。
メイクアップ・フォーエバーは、1986年にフランス人のダニー・サンズが始めたブランド。愛用者の40%がメイク関係のプロだという。カラーが豊富なパウダー、5色入り口紅のパレットが人気商品だ。
建築家であるフィリップ・プリペがサンジェルマンにオープンしたショップが、ケン&ロー。全ての女性を満足させる、驚くほどのカラー・バリエーションがうれしい。白っぽいベージュから、濃いブラウンまで、ファンデーションは30色。60色そろったアイライナーはベストセラーのアイテムだ。
1985年からメイクアップアーティストとして活躍しているセルジュ・ルイ・アルバレのメイク化粧品は、プランタン-デパートの1階で手に入る。色の多さと質の良さで、素人の間でも話題沸騰中のようだ。おすすめは、ナチュラルな肌色とグリーンのメイク下地。
フランス出身でアメリカで活躍しているフランソワ・ナールのブランド、ナールは、サントノーレ通りのお洒落なブティック、コレットに並んでいる。ここでは、マニキュア(有料)もしてくれる。
1985年に二人のカナダ人がスタートさせたマックは、日本でもお馴染みのメイク化粧品。一足遅れてパリに登場し、今では若い女性たちのトレンド化粧品になっている。
また、プロ化粧品の老舗(?)ともいえるのが、シュウ・ウエムラ。パリにお店をオープンして11年。繊細な色づかいで、すっかりパリジェンヌに定着している。
今日の自分をどう演出するか?イメージにマッチするカラー選びを、プロ感覚で楽しむのも、パリジェンヌのメイク法といえそうだ。