モンテーニュ通りのカフェ

モンテーニュ通りのカフェ

BonneMine

暖かい日差しがうれしい4月...、のはずが、中旬に雪が降り、あわててコートを引っぱり出すハプニング。

さて、5月。これからが、パリの最も美しい季節だ。本格的な春の訪れに、人々は心を弾ませる。夜9時頃の日暮れまで、カフェのテラスで過ごすパリジェンヌたち。太陽の光が明るくなると、気になるのが顔色。フランス語で顔色がいいという意味、"BonneMine" ボン・ミーヌは、元気で明るい雰囲気を誉めるときに使われる言葉。アクティブな美しさが称えられている今日この頃、健康的な輝きのある顔色「ボン・ミーヌ」は、現代女性に欠かせない要素のようだ。

この春、ボン・ミーヌを演出する化粧品が、続々登場している。春から夏にかけて、パリジェンヌたちが熱中するのは、ナチュラルに日焼けした肌。明るい太陽に似合うのは、白すぎる肌より、やはりほんのりブロンズ、というわけで、オートブロンザン(セルフタン)で短期間にヘルシーな顔色を作る人も少なくない。

DHA配合の優れものフェイス用は、クリスチャンディオールのオートブロンザン・トランスバラン・テクラ・デゥ・ヴィザージ(135₣[フラン])、ランカスターのセルフ・タン・SPF6・クレー・レクラ・ドレ(129₣[フラン])、エステー・ローダーのローション・オートブロンザン・スペシャル・ヴィザージ(145₣[フラン])。

顔色をよくする手早いメイク法は、こんがり小麦色のチークやシャドウをプラスすること。ほお紅、アイシャドー、口紅に使えるシャネルのクレヨン、アイボリーとブラウン2色のパウダーがセットになったディオールのトゥッシュ・デュオ・シンボル、ボビー・ブラウンのチョコレート色ファンデーション、資生堂の微妙な3色グラデーションのチークが、強い味方になってくれそう。

待ちに待った春が来たからには、顔色だけでなく、心もボン・ミーヌにならなくちゃ!

(1998/5/1)
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