シャンドマルス公園

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ダイエットシーズン

3月29日から夏時間に変わり、パリに春の明るさが戻ってきた。重苦しいコートを脱ぎ捨て、軽快にミニスカートでお出かけしたい気分になるのがこの時期だ。

そこで気になるのが、冬の間に蓄積された脂肪。3月に発売されたフランスの女性誌は、ダイエット特集が満載。書店にも、ダイエット本コーナーができるほど、熱が入っている。フランスの有名シェフ、ジョエル・ロブション氏も、50のダイエット料理を紹介した本を発売。彼自身も自分の料理で4キロ痩せたとか。

画期的な登場以来、新製品開発が繰り広げられているのが、痩せるクリーム。この春も、続々と新しい仲間が誕生している。ジャンヌ・ピオペールのスーペールフォルムは、冷やしたり温めたりしながら、血管収縮効果をもたらし、水分を排出して肌の表面をなめらかにする。
ヴィシーのグルコブロックは、脂肪に変化する前の糖分を取り除くルチン塩分を配合。1回分ずつのチューブに入ったエランシルのエクストリーム・マンスールは、コラーゲン繊維保護成分が細胞の老化を改善し、数種のカフェインが脂肪を溶かすという優れもの。また、イヴ・ロッシュのディナミック・コール・ビオヴェジェテは、自然化粧品系の痩せるジェル。

痩せる効果バツグンのマッサージクリームも、気になる製品が続出。ビオテルムのセリュリ・ゾーンは、脂肪を取り除き、皮膚を引き締める。植物の効果でむくみを解消するマッサージクリームが、リエラックのサンソリエル。薬局系アルコファルマのマンシフィ・トゥイールは、痩せる成分を含んだオイル。スーパーで買えるウエスト引き締めクリーム、リネアンスのアマンシサン・ヴァントル・ブラも試してみたい。

自信たっぷりのボディを見せる季節は、パリジャンもパリジェンヌもそわそわさせる。

(1998/4/1)
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