「正月太り」は打破
クリスマスの名物料理といえば、フォアグラ。そしてデザートのブッシュノエルとチョコレート。どれもカロリーたっぷり、ダイエット中の女性にとって、禁断のメニューばかり。
年明け早々一斉に始まるバーゲンで、流行アイテムを手に入れるためには、ここで太るわけにはいかない。パリジェンヌの面目にかけても「正月太り」は打破しなければ!
ケイト・モス(170cm/47Kg)やステラ・テナン(183cm/50Kg)などのトップモデルにあこがれ、パリでもスリム願望現象が話題だ。とはいっても、汗水たらし、空腹に耐えるストイックなダイエットは、一般的なフランス人の苦手とするところ。
美食の国を自慢するだけあり、食生活を変えるのはなかなか難しいようだ。最近は、低脂肪の生クリームやヨーグルト、低カロリーのチーズやデザートが登場し、ヘルシー志向の人を中心に人気を得ている。
エクササイズもレジャーのひとつとして取り入れるフランス人。今注目されているのが、ローラースケート。歩道をすいすい走り抜ける、元気なパリジェンヌも少なくない。トロカデロ広場では、技を競い合う若者でいっぱいだ。また、自転車愛用者も増加中。
パリ市は自転車専用道路の工事に力を入れている。そして、水泳。飲料水からタラソテラピーまで、フランス人はなぜか「水」に関した健康法が好みのよう。零下の寒さにもかかわらず室内プールはたくさんの人で振わっている。
市内には約30の市営プールがあり、入場料も大人₣14(約300円)と手頃。設備も近代化され、快適だ。サンジェルマン市場の地下やフォラム・レ・アールなど、お洒落なエリアのプールは明るい雰囲気。17区のシャンペレ・プールは、水泳のほかにサウナやハマムも満喫できる。
この国では、下着コーナーでプレゼントを吟味する男性の姿をよく見かける。すてきな恋と美しいボディ・・・。パリジェンヌでなくても、常に磨きをかけたいものだ。