トヨタ、ホンダは多い
人気のある自動車をつくり続けているトヨタがリコールをだした。
自動車市場に占める割合が大きいだけにニュースで大きく取り上げられ、さまざまな反応が報道されている。リコールのニュースを聞いた途端、怖くて乗れませんと言っている人がいるかと思えば、今まで何台もトヨタ社の車に乗ってきて、その品質に満足しているのでリコールの話を聞いても運転し続けているし、次に車を買い替えるとしてもやっぱりトヨタにするよと動じない人たちと、極端な反応がニュースや記事となって目に入ってくる。亡くなった方や事故を起こした方たちからの声に対するトヨタの対応が問われている。
市内を走っている自動車のほとんどはこちらで言うところの外車。トヨタ、ホンダ社の車がその筆頭だ。デザインをはじめファッション性の影響が大きいだろうが、車を購入するとき、燃費とReliability(信頼性)と称する修理などにかかる経費や維持費も大きな決定因子ではないだろうか。
メーカーが推薦する走行距離に達するころに、自主的に車を点検に出すのがこちらでのやり方。車検の制度はない。どれだけ車にのるのかにもよるが、二年に一度ぐらいの割合になるだろうか。点検時には、メーカーが勧めるスケジュールによって傷んでくる箇所やパーツを交換していく。もちろん車が古くなってくるとメジャーなパーツの交換を勧められたりする。壊れていない限り本人の選択でそのままにすることもできるが、こんな点検を定期的にこなし、手入れをよくしているだけで、不意の故障を防ぐことができる。
定期的点検によるところだけではないだろうが、日本社の自動車は一般的に燃費がよいだけでなく故障が少ない。消費者レポートなどに、リリースされた年型と車のモデルごとにほかの会社の車と比較してそんな数字が示されている。
それを証明するのか、15年以上も前のカローラやシビックは市内のいたるところを走り回っているが、同様に古い他社の車の陰は少ない。
もともと数が少ないメーカーやモデルの車でそのぐらい古いものとなると、ほんとうにわずかで単に目にふれないだけなのかもしれないが、消費者レポートにあるようにReliabilityがお粗末で15年もたつ前にお払い箱になっている可能性も考えられる。
日本社の自動車は信頼性がある。そんなイメージを壊してのこのリコール。トヨタには同じような間違いを今後決しておこさないようにしてほしい。そして、早くすべてのリコール車の修理を終え将来へ向けて前進してほしい。また、トヨタ社に限らずどこの会社でも、人の命につながることだから、安全性については時間と努力を惜しまず費やしてほしいと思う。
トヨタがやっと車の販売を再開した。しばらくなかったコマーシャルがテレビやラジオから流れる。日本人だから日本びいきなのかもしれないが、勝手ながらがんばってと声をかけたくなる。