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子供たちは社会の鏡
日本では、ナイフによる子供たちの殺人・傷害事件が頻発しているようですが、アメリカにとっても子供たちの犯罪は、長年頭痛の種となっています。
なんせこの国には「銃」があるので、ひとたび事件が起こると、その被害者の数が多く、悲惨さや残酷さも一層。先日のアーカンソー州の校庭で起こった少年2人による事件(*)は、皆さんの記憶にも新しいことと思います。
子供たちは社会の鏡といわれますから、この社会自体がなんらかの問題や犯罪の芽をはらんでいるということなのでしょうが・・。全く頭の痛いことです。
こちらで日常的にテレビを観ていると、アメリカ人というのは何やかやいっても、結局はバイオレンスが好きなんだなーと感じます。「こんな時間帯(子供が観る時間)にこんな残虐なシーンがあってもいいわけ?」なんてことがよくあるのです。まぁこれはセクシャル・シーンにしても同じことがいえるのですが・・。
何か子供がらみの犯罪があると、すぐにテレビの放映内容などマスコミの悪影響が取り沙汰されるのは、日本もアメリカも同じこと。このあたりの規制というのは、一体どうなっているのかしらと私自身前々から気になってはいたのですが、このほどアメリカでは新たな方向性が出されたようです。
連邦通信委員会(FCC)は、バイオレンス・シーンなど子供たちに不適当なテレビ番組の受像を遮断する機器、「V(バイオレンス)チップ」を来年末までに、すべてのテレビに組み込むようにメーカーに命じる決定を下したのです。
どの程度徹底できるのか、また、その効果をどれくらい期待できるのかは全くわかりませんが、何らかの策を積極的に投入しようという姿勢は、評価してもいいでしょう。
また一方ではニューヨークの公立小学校で制服を採り入れるという動きも出ているとか。規則が大嫌い、堅苦しいことが苦手、そしてみんなと同じことを恥とさえ思っている、個性派ぞろいのニューヨークの子供たち(大人たちもそうですが・・)が、素直に制服を受け入れるかどうかは、はなはだ疑問です。
まぁ申請さえすれば私服でもOKなんだとか。これもニューヨークならではの粋なルールといえそうです。