サンフランシスコの坂

様々な観点から好まれる街

アメリカのなかで、サンフランシスコが唯一ハッピーな街として選ばれた。

世界中で一番ハッピーな都市はどこ?。発表されたデータによると、トップに輝いたのがブラジルのリオデジャネイロ。そのあとを、シドニー、バルセロナ、アムステルダム、メリルボーン、マドリッドと続くらしい。そして7番目に選ばれたのがサンフランシスコ。

このデータはその街に住んでいる人たちがハッピーと感じているということではなくて、そこに住んだらハッピーだろうなあというイメージをもつほかの国、ほかの街に住む人たちの声を反映した結果だとか。
トップ10のなかに、陽気で快活、ダンスだって一晩中でも苦痛なく踊りあかすことができる人たちがいるラテン系の街が多く選ばれた理由がわかるような気がする。気候はむしろ暑いところ。寒い気候をもつ街の名前はない。似たような条件を満たすロスアンジェルスだって選ばれてもおかしくないような気がするが、どこかに犯罪めいた影が見えるからなのか、ロスの名前は入っていない。

サンフランシスコ一年を通して極端に暑くも寒くもない気候は住みやすそうだし、坂があちこちにあってとてもユニークな街。有名な俳優さんたちなども住んでいたりするから、ひょっとしたらどこかで偶然その素顔を拝見できる可能性だってある。訪ねてみたい観光地としても名前があがっているだけに、世界中の人たちから注目されているのかもしれない。

自由。形にこだわらない。自分の意見をしっかりと表現する。新しいことや異なることに寛容で、すぐさま拒絶をしない。だから、ほかの街では受け入れられないことがおおい同性愛者たちだってどんどん集まってくる。政治色はいたってリベラルで革新的。それに、ボランティアをしてでも、寄付金を集めてでも、困っている人たちを助けなければならないという人たちの数はほかの都市よりもずっと多いのではないだろうか。

気候がマイルドなので、路上での住みやすさも手伝うけれど、ホームレスの人たちもこの街に集まってくるほどだ。いろいろな人たちに様々な観点から好まれる街なのだ。

しあわせ度を測ることは難しい。生活に必要なお金が適量に手に入り、そのお金と自由になる時間を使って楽しい時間を過ごすチャンスがある街。安全であること。生活に必須の公共施設が整っている。娯楽施設が十分にある。やりがいがあり働き甲斐のある職場がある。しあわせ度を測るものさしは人によって違うけれど、みんながもつイメージのなかにこんなことが漠然とハッピーな都市の条件として考慮されているのかもしれない。

統計データの正確さやデータそのものの意味については、信憑性がないのかもしれない。でも、サンフランシスコはハッピーな都市というイメージを感覚的にもつ人が多いということはいいことだと、ハッピーな人なりに解釈するのがまたサンフランシスカンなのかもしれない。
本当にハッピーに暮らせるのか、お試しに坂の街に住んでみてはいかが?

(2009/09)
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