イキイキシニア

自立したシニアを応援

いつまでも若くありたいと願うのは誰ものこと。でもそういうわけにもいかない。つらいことが通り過ぎるのをじっとがまんしたり、楽しいことがやってくるのを今か今かと待ち望んだりしているうちに、スローであろうがスピーディであろうが時間は着々と先へと進んでいく。選択の余地無く私たちは年をとっていく。

年齢を重ねると体のどこかに支障がでてきて医療ケアや誰かの世話が必要になってくることが多い。市内には必要なケアを受けながら生活をすることができる老人用施設がいくつかある。でもそんなケアや世話の必要なく毎日の生活をおくる老人だっている。

若い人たちのペースとは全く違う生活リズムやパターンをもつ老人たち。興味のあることや生活に必要なことなどは20代や30代の人たちとは必然異なってくる。
なにかというときには医療施設が手の届く範囲にあってほしいし、でも社会とのかかわりを遠ざけてしまう気はない。そんな人たちが、移り住むのがシニアコミュニティ。

独立した部屋をもつマンションタイプは比較的市内に近い場所にあるが、何十から何百軒もの一軒家が連なるシニアコミュニティなどは、広い敷地が必要になるために少し離れた郊外にあることが多い。

夫婦やシングルとなった男性や女性が、気に入った場所、モデルを選んでマンションや家を購入する。夫婦の場合は少なくとも一人が、シングルの場合はその人が55歳以上であることなどがコミュニティによって決められている。だから一定の年齢以上の人たちだけがコミュニティに集ることなる。趣味を活かせるようにいろいろな教室が組んであったり、健康増進のためにジムやテニスコート、水泳プール、ゴルフコースが併設されていることが多い。

ところどころにつくられた公園では、ベンチに腰掛けて本をひろげたり編み物をしたりするシニアを見かける。ピクニックテーブルを囲んでランチをしながら話に花を咲かせるシニアたちもいる。自分たちのペースで自分たち流に有意義な時間を過ごしている。
一軒一軒の家やマンションは個人の所有物だから訪問者はいつでも歓迎。クリスマスやイースターなどには子供たちがやってきて賑やかな時間を過ごすこともできる。まさに生き生きライフ。

加齢とともに失っていくものはある。がんばれば肉体的にも精神的にもなんでもできたものが、息切れや、筋肉痛、くたびれ気分によって実行が難しくなっていく。誰にも避けられないことだ。でも、失うものだけではない。同じ期間を生きてきて、同じニュースを聞き同じ文化やトレンドの経験をしてきた人たちが集まれば、懐かしい思い出を共有する楽しい時間をもつことができるようになる。そんな場を提供するのがまさにシニアコミュニティ。

どこの国でも寿命がのび、また子供たちとの距離が遠くなるにつれて、自立したシニアを応援するこんなコミュニティのあり方が重宝されるときがきているのかもしれない。

(2009/08)
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