バスルーム

シャワーだけで済ませてしまう人が断然多い

一軒の家のなかに複数のお風呂やトイレがあるのが当然のアメリカ。
1ベッドルームのアパートなどは別の話だけれど、一戸建ての家やベッドルームが二・三部屋以上あるコンドミニアム(マンション)には、当たり前のように、お風呂やトイレが二つ、三つある。部屋の一部としてお風呂とトイレがあるマスタールームのほかにベッドルームがいくつあるかによって、追加としてお風呂とトイレが、家の間取りにあわせてアクセスのよいところに配置されるのが一般的。

日本ではお風呂は夜入るのが一般的だけれど、アメリカでは朝。眠くてボーっとした頭をすっきりさせる目覚まし手段にもなっている。基本的にお風呂の数が多いので、家族のそれぞれが起き上がったそのときにいつでも入れてしまうという便利さがある。日本のようにひとつのバスタブにみんがが入れ替わり入ったりしないので、時間をあわせたりする必要がない。

一年をとおして底冷えすることがないカリフォルニア州では、シャワーだけで済ませてしまう人が断然多い。朝だけに限らず、庭仕事をしたり散歩して汗ばんだりするとさっとシャワーをする。いつでも気軽にシャワーを浴びる習慣がついている。シャワーのよさは、まさに今このときというときにいつでもすぐに浴びることができることだろう。
冬場ぐっと冷え込む東海岸北部や中西部などでは、からだのすみずみまで暖めてくれるバスタブにつかることが多いのではないだろうか。

お風呂に入るというのは、もちろんからだを洗って清潔にすることが一番の目的だけれど、そのほかにも効用がある。からだを暖めることによって、抹消血管をはじめからだじゅうの血管を拡張して血行をよくし新陳代謝を促してくれるから、肩のこりや足の疲れ、関節などの痛みを和らげてくれる。また快適な温度刺激から内分泌も刺激され、ホルモン分泌のバランスもとれるらしい。

足の踵や肘など古くなった皮膚を洗い落とすことによって皮膚の再生を促してもくれる。また、気管をとおして湯気をのどの奥深くまで吸入することによって、奥の血管の循環をよくする。そして、繊毛活動なども円滑にしてくれるので、風邪の初期症状やのど荒れなどを和らげてもくれる。それになんといっても、お風呂のあとのすっきり感やサッパリ感は気分をリフレッシュしてくれる。

ジムや屋外でしっかり運動をして筋肉がくたびれ気味のときや、ちょっとのどが変で風邪のひきがけかなといったときに、バスタブに張った湯にからだを埋めてからだの芯から暖めてみよう。
何本もの細い線になってシャワー口から出るお湯の圧力は皮膚のうえから快適な刺激をしてくれるから、仕事や個人的なことでむしゃくしゃして落ち着かないとき、つかのまでもストレスを軽減してくれそうだ。

シャワー派、バスタブ派。どちらでも、お風呂の効用をよく理解していれば、その効用にあわせて、シャワーとバスをうまく組み合わせることができそうだ。

(2011/09)
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