無理せず、健康にダイエット。知的食習慣ダイエット(2)
心と体の健康は食習慣が基本です。正しい情報を活かした食習慣で、続けられるダイエットをしましょう。
心と体の健康は食習慣が基本です。正しい情報を活かした食習慣で、続けられるダイエットをしましょう。
ダイエット経験者ならほとんどの人が感じる「減量後の逆戻り」フ~~~。事実は減量すべてが脂肪の燃焼ではないということです。水分や老廃物が減っただけなので、簡単に体重が戻に。ダイエット後は、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを中心にバランス良く食べ、朝食昼食に比べて夕食は少なめに。毎日の体重チェックとサイズチェックを厳守。
体重は増えがちですが、2キロまではOK!としサイズを維持する努力を。体内の脂肪量は変化せずに、水分量と老廃物量が増えた結果、体重増でもサイズは変わりません。お風呂で汗を流したり、半身浴などで新陳代謝を促せば、水分や老廃物は消えていきます。頻繁に鏡で全身をチェック。ダイエット後の2週間を切り抜けられれば、ひとまず安心。気がつけば、太りにくい体に変わっているはずです。
季節によって変化する体調を食べ物でコントロール。
[春] 体内の気が高まり、ストレスを受けやすい季節。体に熱がこもりやすくなっているので体を冷やす食材を食べるように。
[夏] 体に熱がこもりやすいのに、過度な冷房で体が冷える、アンバランスな時期。水分を多く含む寒性の食事でバランスを取ることが大切。
[秋] 比較的バランスが取りやすく、ダイエットには効果的な季節。体を温めるもの、冷やすものをバランス良く摂取したいもの。コラーゲンの豊富な食材で乾燥しがちな肌の調子も整えて。
[冬] 体に溜め込んだエネルギーが奪われ、冷えやすく新陳代謝も下がり気味。冷え症タイプは、徹底して体を温める食。汗かきタイプは、熱を溜め込みやすい温熱性の食を控えめに。
古くから言われてきたお酢のダイエット効果が、化学的に立証。これは酢に含まれるアミノ酸の働きによる脂肪分解や酢酸によるエネルギー燃焼などによるもので、体に脂肪が溜まりにくくなるからです。朝食前にお酢を大さじ2~3杯飲むだけ。炭酸やミネラルウオーターで割ると飲みやすくなります。慣れてきたら、ランチやディナーの前にも。効果が倍増します。
食卓を囲む時には、嫌な話題や口論は避けましょう。胃の消化が悪くなるのはもちろんですが、噛む回数も減ったり、過食気味になりやすく、肥満の原因に。きちんと力を入れて食事をする習慣をつけると、首筋や胸骨まわりの筋肉まで引き締まり、フェイス~ネックラインがすっきりしてきます。
ハーフグレープフルーツは約40kcalの低カロリー食品です。1970年代から言われているダイエットですが、体重減少に加えて新陳代謝をアップしてくれることが分かりました。また、黄色より赤色の果肉の方が抗酸化作用や中性脂肪を下げる効果があるようです。
(注)医薬品を医師より処方されている場合は、相互作用によって、副作用などが出る場合があります。かかりつけの先生にご相談ください。
一日の必要摂取カロリーより2~3割減した方がダイエットだけでなく身体機能がUP。アンチエイジングホルモンと言われているアディポネクチンの増加でメタボリックシンドロームの抑制効果とサーチュイン遺伝子(アンチエイジング遺伝子)が活性化。欠かせないのは、旬の新鮮な野菜500g+季節のフルーツ300gをベースにバランス良い食事を心がけてください。
基本的に食事は抜かず、各食事のカロリーを食べ合わせによってダウン。温かくて美味しいものに香辛料や香味野菜を上手に使って栄養のバランスの取れた食べ合わせをする。例えば、グレープフルーツ(半分)を食事の前に食べる。グレープフルーツが苦手な場合は、キウイ、にんじんやトマトやセロリのジュースを摂取。
高カロリーなパスやピザを食べる時は、きゅうり・おくら・きのこ・茎わかめのポン酢のサラダを最初に。お鍋料理の薬味に、一味や七味を上図に取り入れて。食欲を満たしながら全体の摂取カロリーを抑えます。
カラダの陰陽バランスを良くして、個々のサイズに合ったボディをつくるダイエット方法。カロリーを気にするのではなく、「陰タイプの肥満」(冷え性で顔色が悪い)は、体を温める鶏肉・羊肉・にんにく・かぼちゃ・桃などを季節に合わせて摂取。「陽タイプの肥満」(汗かきで手足が熱い)は、体を冷やすカニ・たこ・わかめ・トマトなど旬の物を摂取。いずれもそればかりにこだわるのではなく、個人のタイプに合わせた食材をより多く摂取するように心がける食事法です。
食べ物の味を「酸、苦、甘、辛、鹹(カン、しょっぱい)」の五味に分け、体質別にやや多めに摂取するダイエット。
[酸] 汗かき・たるみが気になる人=緑の濃い野菜、トマト、レモン、梅干、パイナップル、酢、ヨーグルトなど。
[苦] 食欲が旺盛・暑がりな人=にがうり、レタス類、セロリ、ピーマン、パセリ、ゴボウ、蕪など。
[甘] 疲れやすい・ストレス気味の人=穀類、大豆、黒豆、とうもろこし、小豆、キャベツ、にんじん、イモ類、肉類、魚類など。
[辛] むくみ・冷え性の人=ねぎ、たまねぎ、らっきょう、にら、しょうが、トウガラシ、にんにく、大根、春菊、ハーブなど。
[鹹] 便秘気味の人=昆布、わかめ、のり、えび、いか、牡蠣、はまぐり、あさりなど。