ブルドネ通りからのエッフェル塔

ブルドネ通りからのエッフェル塔

美容の最優先は?

「きれいになりたい」という女性の心理は、パリも日本も同じ。しかし、「気にするポイント」に、大きな違いがある。例えば、肌の美しさ。日本人は「古い角質を取り除く」「毛穴の汚れを取る」「余分な油分を押さえる」など、きたないものを排除し、できたてのツルツル肌になるのが重要のようだ。一方パリジェンヌにとっては、「老化を予防する」「若さを保つ」ことが最優先。肌の質の違い、乾燥がちの気候などから、シワ、たるみの進行が速いため、汚れより、シワのほうが、悩みの種となってくる。

肌の老いが一番気になるのが、目じりのシワ。そこで、彼女たちは、目のまわりにつけるコントゥールに、異常なほど心を配る。目のまわりのお手入れは、25才から30才の間にスタートしなければならないという。「まだ若い」と思っているうちから、老化が始まっているのだ。もちろん、各社から様々なコントゥールが発売されている。

アロマ系のジゼル・ドロルムからは、大豆、アロエ、カモミールのオイル、シアバターなどの入ったコンサントレ・リヴィタリザン・コントゥール・デ・ズゥ(168₣[フラン])が登場。引き締め効果もあるリエラックのディオブティリス(159₣[フラン])、いちょうを配合したビオテルムのイドラ・ドゥトック・ズゥ(180₣[フラン])、水分補給効果に優れたランカスターのソワン・デクラ・デゥラブル・コントゥール・デ・ズゥ・スキン・マキシミゼ(192₣[フラン])などもおすすめだ。 さらに、ブドウの種、インドの栗、麦のプロテインが成分となっているコーダリーのクレーム・コントゥール・デ・ズゥ(135₣[フラン])も。ルネ・ギノのロング・ヴィ・ユゥ(207₣[フラン])は、17種類のビタミンが入ったリフティング効果のあるクリーム。

「若くみえるわね!」というのが、パリジェンヌにとっての誉め言葉。年よりずっと若く見られる日本人は、なんだか得してるような気分になったりして・・・。

(1999/2/1)
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