1.ストレスと活性酸素
ストレスを受けると身体は活性酸素を発生させ私たちの身体をサビさせます。抗酸化作用のある野菜やフルーツ(赤、黄、緑の信号色が決めて)をたっぷり取ることで、抜け毛を始め様々な身体の老化現象やフリーラジカルから守ってくれます。太陽のめぐみをたっぷりと受けたオリーブオイルは、サラダオイル、炒めようの油、胡椒を加えてパンに浸けたりと簡単にビタミンEを摂取できる優れもの。
2.ミネラル
亜鉛は、アドレナリンの産出に貢献している栄養素なので、ストレスに効果があります。イライラしているときは、亜鉛の消耗が激しいので、不足しないことが大切です。また、お酒やタバコ、糖分の摂り過ぎは、亜鉛の量を減らしてしまうので、注意しましょう。亜鉛が含まれている食品には、ニシンやカキなどの魚介類、レバー、赤身の肉、豆類、ナッツ類、かぼちゃ、ごま、卵、全粒穀類などがあります。これらを積極的に摂るよう心がけてください。
3.カルシウム
カルシウムと聞けば、骨や歯を丈夫にする栄養素として有名ですが、神経の働きを助け、心臓や酵素の健康維持にも欠かせません。カルシウムの不足は、イライラの原因にもなるのです。カルシウムは、ヨーグルト、牛乳、チーズなど乳製品から摂取するのが最も簡単な方法でしょう。牛乳なら300cc、固形チーズ30グラムぐらいを目安にするといいようです。不眠症の人は、寝る前の牛乳を飲むようにすれば、緊張感がやわらぎ、リラックスできます。
4.ビタミンA・C・Eは最強のトライアングル
ビタミンA・C・Eは免疫力アップの代表選手。ビタミンEはアーモンドやアボガドに。ビタミンCはブロッコリーや芽キャベツに。ビタミンAはカボチャやニンジンに多く含まれています。これらはCがEの還元を行ったりと単体で摂取するより同時に取った方が効果的。週末のブランチで是非取りたいタップリの温野菜サラダ。カラダの酸化をリセット。
5.過ぎたるは及ばざるが如し
人の体内で抗酸化作用を起こすポリフェノール。「大豆食品」にはこのポリフェノールの一種である「大豆イソフラボン」が多く含まれています。女性ホルモンと同じような作用をして骨粗しょう症の予防や更年期障害を軽くしてくれるとも。納豆・お豆腐・おみそ汁枝豆など日本古来の食生活を見直せば十分お食事から摂取できる一日の必要量。食べ物から取ることによって不足しがちなカルシウムの供給も。
6.バナナは理想的な朝食
セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンと同じ仲間。心身のバランスを調整してくれる大切な脳内情報伝達物質です。不足するとちょっとした事でイラついたり気分が落ち込みがちに。円滑に活躍するためには、必須アミノ酸の一つであるトリプトファン&ビタミンB6&ブドウ糖が必要不可欠です。これらを全て含んでいる理想的な食品がバナナ。毎朝の一本が一日の快適さの決め手に。
7.ウインターブルーって?
軽く冬に感じやすい「ちょっとした気分の落ち込み」。イギリスではウインターブルーと呼ばれています。原因は日光不足とか。こんな時こそ適切な食事が効を奏します。特にビタミンが豊富な緑黄色野菜を多く取ることが大切です。ティータイムにはシナモンやバニラ、レモンバームを加えてお茶を楽しんで。豪華なシャンパンより一杯の赤ワインの方が気分が明るくなるかもしれません。
8.ワインは特効薬
ポリフェノールの抗酸化作用が注目されている赤ワイン。「気分が沈みがちな時には、ボルドー&メドック」「貧血気味の時には鉄分が豊富なバーガンディ」。産地によってそれぞれの特徴が。適量の赤ワインは心臓病の予防にも良いとされています。白ワインの代表シャブリやシャンパンは強壮や媚薬の役目を果たす時も!?
9.やはりリンゴ
世界各地のリンゴの種類は合わせると数万種類にも。ビタミンとミネラルの宝庫であるリンゴはどの国でも病気に対して 薬のように使用されてきました。日本でも、昔から風邪をひいたりのどが痛くなったりしたら リンゴをすり下ろして食べています。フランスでは、心臓発作の予防に一日一個のリンゴを食べると良いとされているようです。
10.だったんそばでブレンド茶
緑茶に含まれているカテキンは中性脂肪が気になる人にとってお助けのドリンク。でも、いつも同じ味だと何となくモノ寂しい気も。そんな時にオススメなのが、独特の香ばしさに惹かれるだったんそば茶とのブレンドティ。日本茶の新しい出会いを感じます。
11.お酢
コーヒや紅茶も良いけれど、お酢を上手に飲んでみませんか。そのままでは飲みにくいお酢も蜂蜜を溶かしたり、クコの実やプルーン、レーズンなどを加えることで甘さが調整できます。氷を入れて飲めば、さっぱりとした口触りで疲労を回復してくれるだけでなく、アミノ酸などを 多く含んでいる黒酢は美しくなる手助けも。
12.マグネシウム
神経組織を活性化するマグネシウムは、抗うつ効果があり、ストレスを防止するのに欠かせない栄養素です。マグネシウムが欠乏すると、倦怠感、不安、不眠症、食欲不振 などの症状がでるので、不足しないよう気をつけましょう。特に、アルコール好きは注意が 必要です。マグネシウムは、牛乳、卵、ナッツ類、とうもろこし、緑黄色野菜、レモン、グレープフルーツ、りんご、全粒穀類などの食品に含まれ、1日300ミリグラムほど摂取するのが理想です。