11.ヤロウ
「草原のヨードチンキ」として親しまれているヤロウ。歯茎が腫れて痛い時には、ヤロウのお茶を濃く入れてお口の中をモグモグ、グチュグチュ、クリーニング。痛みを抑える効果が。
12.月桂樹(ローレル)
古代のギリシア、ローマ時代より勝利者や名誉のシンボルとされてきた月桂樹。ドライリーフはシチューのお供としてだけでなく、身体の節々が痛む時のハーブ湯として熱めのお風呂に浮かべて。打ち身のアザを早く消したい時には、月桂樹のオイルでマッサージ。痛みとともに和らぎます。
13.フィーバーフュー
頭痛で悩んでいる人に毎日飲んで欲しいフィーバーフューのティ。婦人病一般を治療する薬用ハーブとしても活用されています。アブラムシのつきやすいバラの側に植えると防虫効果を発揮して撃退。植物のヘルパーとしても大活躍。
14.フェンネル
「聖なる薬草」の一つであるフェンネル。鍵穴に種を詰め込んでおくと幽霊よけに。煎じてた液で目を洗浄すれば疲れ目の視力回復に。ハチミツと混ぜたフェイスパックは保湿効果が高いのでシワが気になるときにとても便利です。
15.セイボリー
ロックガーデンに華を添えてくれるウインターセイボリー。豆料理ととても相性の良いサマーセイボリー。花の部分は殺菌作用が強いので、うがい薬としても重宝です。
16.ボリジ
5枚の美しい花弁を持つボリジ。長い間刺繍のデザインモチーフとして愛されて来ました。そっと花びらを取り、製氷器の中に入れて水で作ったアイスキューブは、飲料水の中で漂いながら食卓に穏やかなくつろぎを添えてくれます。
17.マリーゴールド
「好きor嫌い」「愛しているor愛していない」の花占いでもなじみ深いマリーゴルド。16世紀英国の貴婦人達の間では、マリーゴールドとパンジーのブーケを持つことが流行。今でもちょっと小粋でおしゃれなテーブルフラワーです。
18.カモミール
ハーバリストとして有名なカルペパーによって「太陽のハーブ」と称されているカモミール。踏まれれば踏まれるほどに良く育つので中世英国で芝生として植えるのが流行。現在でもバッキンガム宮殿では見ることができるとか。
19.タラゴン
毒を持つ生き物に噛まれたり刺された時に有効だと考えられていたタラゴン。疲労回復にも一役買ってくれます。長い間立ちっぱなしの時や脚の疲れが取れない時、フレッシュな葉を靴の中に敷いて試してみてください。
20.ラベンダー
花言葉の「貞節」通り、アイルランドでは、結婚式の日に花嫁がグリーンのラベンダーの靴下止めを付けたとか。宮廷の淑女達は外出時には必ずラベンダーのコロンを持ち歩き、気付け薬として憂鬱な気分を紛らわしました。レディとして欠かせない香りです。