肌を出来るだけ刺激しないよう、肌に触れるものは、柔らかく天然素材のものを選ぶと、ずいぶん違います。
敏感肌の原因
- 体調不良
- ストレス
- 何らかのアレルゲンによるアレルギー
- 喫煙や化粧品類、食品などの有害物質の影響
- 物質的刺激
(メイク道具、洗顔タオルやブラシ、タオル、枕カバーなどによる摩擦)
敏感肌の対策
規則正しい生活とバランスのよい食事を摂取し、健康で抵抗力のある体をつくることが第一です。肌を出来るだけ刺激しないよう、身の回りの物を見直しましょう。肌に触れるものは、柔らかく天然素材のものを選ぶと、ずいぶん違います。
化粧品類の見直し
刺激のないものを使用し、肌に負担をかけないよう過剰なお手入れはやめて、シンプルを心掛けるようにしましょう。新しい化粧品類を使用する場合は、自分で出来るパッチテストをして試してみると安心です。
肌を乾燥させない
肌が乾燥していると言う状態は、バリアの役割をしている皮脂膜がくずれ、外界からの刺激を受けやすくなります。
湿疹、かぶれなどがひどい場合は、専門医に診察を。
敏感肌に向く精油(アロマオイル)
マッサージの時などに使用するベースオイルは、スウィートアーモンド油、ツバキ油、ホホバ油、グレープシード油などに、抗アレルギー作用があります。月見草油(イブニングプリムローズ)を加えてもよい。その場合酸化しやすくなるので、小麦胚芽油も加えてください。精油の使用量も、初めは下記の処方よりも少なくはじめ(より薄めて使用する)、様子をみながら増やして下さい。
パッチテスト
新しい化粧品類を使用する場合は、必ずパッチテストを行いましょう。精油やベースオイルなども、天然ものだから安心という事はありません。
1cm位のガーゼに調べたい物を塗布し、絆創膏で腕の内側や耳の後ろなど皮膚の柔らかく、目立たない所に貼り付け、最低でも24時間置く。
他の方法としては、同じ個所に3~4日使用して様子を見る。時々様子を観察し、赤みや湿疹などが出て来た場合は、その原因になった物は使用しないで下さい。
敏感肌のスキンケアの方法
洗顔
メイクなどを落とした後、弱酸性のマイルドな洗顔剤を使用して洗顔する。
フェイシャル・サウナ
洗面器や洗面台に熱いお湯をはり精油を1~2滴落とす。蒸気が逃げないようにバスタオルを頭からかぶり、目をつぶって顔を蒸気に10分位あてる。
フローラル・ウォーター
植物性のベース・オイル5mlに精油を1~2滴落とし混ぜ合わせる。そこに精製水95mlをそそぎ、よくシェイクして使用する。
マッサージ・オイル
植物性のベース・オイル10ml(さかずき一杯位)に、精油を2~3滴落として混ぜ合わせる。
作り置きする場合は植物性オイル45mlと酸化防止のための小麦胚芽油5mlに、精油を、トータルで15滴位落として混ぜ合わせる。月見草油(イブニングプリムローズ)を加える場合は全体の20%位を目安に。
マッサージは肌に負担をかけない程度に、オイルをたっぷり使い、顔の筋肉にそって下から上に指を滑らすように行います。リンパ液の流れをよくするためにも、首も忘れずに行って下さい。
スチーム・パック
オイル・マッサージをした後、蒸しタオルで3~5分程顔を覆う。朝、ファンデーションののりが悪そうな時は水分、油分を補給した後、スチーム・パックを行うと応急処置が出来ます。