またまた、つらいシーズンですね。花粉症の方は、何かに対してアレルギーをもっていると考え、アロマテラピーで精油を使用する際も、少量からはじめ、状態をみながら慎重に行って下さい。
はっきりした治療法が見いだされていないうちは、なるべく原因になるものは避けて下さい。
・マスク、めがね、サングラスをかける。
・こまめな掃除。
・洗濯物、ふとん類を外に干さない。
・帰宅時は、服に付いている物をはらい落とし、うがいや目の洗浄をする。
・アレルギーを悪化させるストレスを、ためないよう心掛ける。
1.目のかゆみ
かゆみやかいた為に起こった充血をやわらげます。
下記のアロマテラピーの方法(記事下段参照)を試して下さい。
- 冷湿布(目は必ず閉じて下さい)
使用する精油(アロマオイル)
ラベンダー
精油は使用せず、ジャーマンカモマイルのハーブ浸出液(使用後のティーバッグをそのまま使うと簡単)や、ローズウォーター(ハーブ専門店にあります)を使ってもよいです。
2.鼻の不快感
かゆみ、鼻づまり、鼻水、それによって起こった頭痛を改善します。
下記のアロマテラピーの方法(記事下段参照)を試して下さい。
- 蒸気吸入
- 芳香浴
- 入浴(全身浴)
- マッサージ
使用する精油(アロマオイル)
ラベンダー、ユーカリ、ペパーミント
ブレンドするなら、ベルガモット、ティートリー、マージョラム、ジャーマンカモマイル、メリッサなど
アロマテラピーの方法
芳香浴
空気中に精油(エッセンシャルオイル)の香りを漂わせる方法を「芳香浴」と言います。精油は揮発性が高いので、どんな方法を用いてもその空間に香りが漂って「芳香浴」の状態になります。
基本的な方法として「アロマポット」があります。これは火を使いますのでお子さまやペットがいるお家では、ロウソクを使わない電気で温めるタイプや細かい霧状に分散させるディフューザータイプのものを使うとよいでしょう。
入浴
リフレッシュしたい時は少し熱めのお湯で短時間入浴します。リラックスしたい時は少しぬるめのお湯でゆっくりと入浴します。精油の量は普通のバスタブで、3~6滴。スパイス系のものは少なめにします。精油は直接バスタブに落とし、よくかき混ぜます。次の人が入る時には3滴を追加します。ひとつかみの自然塩に精油を混ぜると、さっぱりタイプの入浴剤になります。しっとりタイプにしたいときは、1回分5mlの植物性のオイルやミルクに精油を混ぜます。専門店では、精油を水に混ぜ合わせる為の乳化剤なども扱っています。
(注意)夜の入浴は大丈夫ですが、柑橘系の精油が肌に残ったまま日光にあたるとシミや炎症を起こすことがありますので注意して下さい。
マッサージ
精油を植物性オイルでうすめてマッサージオイルを作り、マッサージしたりスキンケアに利用します。あまりベトつかず、使用しやすい植物性オイルは、ホホバ油、スウィートアーモンド油です。他にも色々な特徴をもった植物性オイルがありますので、専門店で相談しながらの購入をおすすめします。
これらのオイルを「ベースオイル」と言い、お好みのベースオイル10ml(さかずき一杯位)に、目的にあわせた精油を2~3滴落として混ぜ合わせると、マッサージオイルになります。出来上がったブレンドオイルもよく売られていますので、初めてでも簡単にアロマ・マッサージが出来ます。
蒸気吸入
洗面台や洗面器、ボウルなどに熱湯を注ぎ、精油を1、2滴落とします。頭からバスタオルをかぶり、蒸気が逃げないようサウナのような状態にして、5分~10分位ゆっくり深く蒸気を吸い込みます。この時、目は必ず閉じて下さい。起きあがれない病人の場合は、枕元に洗面器、ボウルなどを置くだけでもよいです。アレルギー性鼻炎や喘息の人は、短時間からはじめて徐々に時間を延ばしながら行って下さい。
手浴・足浴
手首や足首の上まで浸る洗面器やバケツを用意します。熱めのお湯(入浴よりやや高めの温度)を洗面器やバケツに注ぎ、精油を1~3滴落として手や足を15分位浸します。冬場は、すぐにお湯がぬるくなってしまいますので、お湯を足しながら行います。精油の香りを楽しみながら、ゆったりとした気分で過ごしましょう。好きな音楽を流しながら行うのもよいですね。
簡単な方法
ティッシュ、ハンカチ、枕カバー、ポプリ、カーテン、カーペットや熱湯を入れたコップに精油を数滴落として香らせます。オフィスや外出先でも簡単にできます。