いつもリラックスした穏やかな心でいられたら・・・
それは誰でもが望むことです。
単純で明確な希望なのに、どうして、私たちにはそれが叶えられないのでしょう。
その理由は複雑すぎる日常だと気づきました。
モノも、人も、仕事も複雑に絡み合って、上手にほどくことができなくなっている状態が私たちを縛りつけているのではないでしょうか。
だから、そのひとつひとつを整理して、シンプルスタイルを取り戻すことがリラックスした生活の第一歩だと思うのです。
Simple Style
ここでは、その扉を開ける幾つかの簡単な方法を紹介します。
シンプルスタイル Index
- 迷ったら、そのままそこに立ち止まる。
- 仕事のスイッチを完全オフに。
- ひとりぼっちは、最高の贅沢。
- 自分を愛することを知る。
- 夜寝る前に、深呼吸。
- あなたは本当に自分に不満ですか?
- 三ヶ月に1度、モノを整理する。
- ちょうどいい距離感がイイ友達。
- 月に2度はアナログに戻る。
- 必要以上に人に気を遣わない。
- 自分の仕事の半分を人に委ねる。
- とにかく眠る。
- あなたが買おうとしているモノ。それは、本当に必要なものですか?
- 魅惑のバーゲン。今シーズンだけ行かない勇気を持つ。
- 曜日ごとにスケジュールを決めてみる。
- キレイな家が住み心地がいいとは限らない。
- 忘れてしまったことは、忘れていいこと。
- 素顔で外出できる自分を取り戻そう。
- お味噌汁のお出汁をちゃんと取って、ジムに通う。
- 100%の完成度がすべてのことに必要?
あなたも勇気を出して。そのままそこに立ち止まる勇気を持てれば、きっと何かが変わるはずです。
土・日に仕事用の携帯電話をオフにすること。そこから始めてみませんか?
誰にも邪魔されないひとりだけのステキ時間はとても贅沢なひとときです。
どんなくだらないことでもいいから、自分の好きなところを思い浮かべてみてください。
「ありがとう」が「ごめんなさい」よりも多い夜は、なんとなく気分のいいものです。
幸せはすべて自分自身のイメージが作り出すもの。自分勝手なものさしが決めること。
モノと訣別する行為は、ダイエットに成功したときの爽快感にも似ています。
人と人との間のちょうどいい距離感。私はそれを覚えようとしています。
不自由の中にあるとても大切なこと。それを再認識しようと思いました。
究極の自然体こそ相手をリラックスさせる極意。
誰かに何かを委ねる勇気を持てれば、世界は自分の色に変わります。
眠りは最大の癒しだってこと、知っていましたか?
モノにはひとつずつに神様がいて、自分に合ったモノが上手に自分に回ってくるのです。
バーゲンで購入したもののいくつを5回以上使用しましたか?
家事は1日にひとつ。それを決めておくだけですごくゆとりが出るのです。
多少、埃っぽくても、モノがちらかっていても、自分が気にならない範囲なら構わない。
忘れてしまっていることって、覚えておかなくてもいいことなのかもしれません。
何も武装しない自分。ありのままの自分でいてもいいな、と思える日があるのです。
心が身体を引っ張ることがあります。その反対に身体が心を引っ張ることもあると思うのです。
一瞬、葉っぱが落ちても、幹がきちんとしていれば、必ず葉っぱは育つから。
文:池野佐知子
女性誌から社会派ルポ、メディカル、海外情報、H記事まで守備範囲は広い。原稿遅れのお詫びの巨匠といわれる。
池野佐知子さんの本(amazon)
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