応急処置のハーブ
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応急処置に役立つハーブ

今のように医薬品が充実していなかった時代には、ハーブが緊急時の治療や健康に、欠かせない重要なアイテムとして活躍していました。抗生物質が発明されていない時には、殺菌作用のあるハーブは、大切な薬草でした。これらの中には、現代社会においても、十分使えるものがあります。

例えば、ハーブに含まれているタンニンは、傷口のタンパク質と結合して止血する作用に加えて、火傷の患部のただれを防ぐ作用があります。この他にも、炎症を抑える成分も含まれているので、傷だけでなく打撲や捻挫した時にも有効です。

切り傷に役立つハーブ

セイヨウキンミズヒキ、アルニカ、イブキトラノウ、ゴボウ、フキタンポポ、ヒレハリソウ、ヒソップ、ハゴロモグサ、オレガノ、オオバコ、ローズマリーセージタイムなどの浸出液で、ガーゼを湿らせ、患部に当てて止血する。その後、エルダー軟膏、キンセンカ軟膏、ラベンダー軟膏を塗る。

火傷に役立つハーブ

直ぐに、流水で患部を5分間以上冷やした後、ラベンダー軟膏を塗る。アロエの葉肉を患部につける。
ヒレハリソウ(根)、キンレンカ(花)、セイヨウオトギリソウ(全草)、ヘラオオバコ(全草)、ハゴロモグサ(全草)、フキタンポポ(葉)、ショウブ(根)などの浸出液で湿布する。

捻挫、打撲に役立つハーブ

腫れて痛みのあるときは、ラベンダーオイルをたらした水で冷湿布する。ハーブの生の葉をよくみ患部を包む。
セイヨウキンミズヒキ(全草)、セイヨウオトギリソウ(全草)、ヒソップ(全草)、アルニカ(葉)、キバナノクリンザクラ(葉)、キンセンカ(花)、ヘンルーダ(全草)、コロハ(種子)、アマ(種子)などを適当に配合して浸出液を温湿布するが、湿布は一日4回、新しいものと交換する。

虫刺されに役立つハーブ

ヘンルーダー(葉)、セイヨウオトギリソウ(葉)、キンレンカ(花)、ヒレハリソウ(葉)、ペニーロイヤル(葉)、パセリなどの生を患部に擦り込む。

凍傷に役立つハーブ

ワサビダイコン(根)、ヘンルーダー(全草)、ウスベニタチアオイ(葉)、セージ(葉)、フキタンポポ(葉)、トウガラシ(果実)アンゲリカ(根)、セイヨウノコギリソウ(全草)などの浸出液で患部を湿布する。

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