ハーブで免疫力UP
風邪は疲労していたり、免疫力が低下しているときにかかりやすいので、体調が少し変だなと気がついたら、ハーブを試してみましょう。早期なほど良く効きますから、外出から帰ってきたら直ぐに手を洗い、うがいをする習慣をつけることが大切です。簡単ですが、意外と効果的です。
風邪の症状別のハーブ
1.咳止め
タイムのハーブティーには鎮痙、去痰作用があります。のどの痛みにはオオバコやウスベニアオイのハーブティーが症状を楽にしてくれます。また、精油の蒸気を吸入もよいです。また、咳が止まらず寝苦しいときは、ユーカリの精油を入れたマッサージオイルを、胸部に塗り込みます。アニスは、300mlの熱湯に小匙2杯の種子か葉を入れて、十分浸出させから飲んでください。フキタンポポは、乾燥させた葉を、小匙1杯とカキドウシの乾燥した全草を小匙1杯、ウスベニタチアオイの根を大匙1杯を600mlの水で煎じて飲みます。
2.喉の痛み
ビニール袋の中に、コットンかティツシュペーパーを入れ、これにユーカリとペパーミントの精油を2~3滴たらし、空気を入れてふくらませます。ビニール袋の口から息を吸い込むと、精油成分が胸の中まで吸い込まれるので、これを数回繰り返します。これを一日3~4回。
また、セージのハーブティーも効果的。喉の部分にサンダウッドやミルラの精油を入れたオイルをすりこみましょう。ラベージの種子か葉を熱湯で浸出た液で、うがいをするのも効果的です。同様にセージの全草でもうがいすると喉によいです。
3.解熱
熱が高いときは、ルリジシャの葉を煎じて飲みます。セイヨウニワトコ、レモン、マジュラム、ソレル、セイヨウニワトコなども同様な目的で使います。
4.頭痛、発熱、鼻づまり
ユーカリ精油による蒸気吸入が効果的です。ラベンダー、ベルガモット、セージ、ローズマリー、ウッドラフなども煎じて飲みます。
風邪に使う精油(エッセンシャルオイル)
レモン(解熱、殺菌)、ユーカリ(鎮咳、去痰、解熱)、ラベンダー(鎮咳)、カミツレ(解熱、抗炎症、殺菌、発汗)、ヒソップ(鎮咳、去痰、発汗)、ローズマリー(鎮咳、去痰、解熱)、セージ(抗流感、収斂、殺菌、消毒)
風邪に効くハーブ | ||
植物名 | 利用部位 | 効能 |
オオグルマ(キク科) | 根 | 咳止め |
セイヨウノコギリソウ(キク科) | 全草 | 頭痛、風邪全般 |
イヌハッカ(シソ科) | 全草 | 頭痛 |
ペパーミント(シソ科) | 全草 | 頭痛 |
タイム(シソ科) | 全草 | 咳止め |
アニス(セリ科) | 葉、種子 | 咳止め |
ウスベニタイチアオイ(アオイ科) | 根 | 去痰 |
ビロードモウズイカ(ゴマノハグサ科) | 花、葉 | 去痰 |
セージ(シソ科) | 全草 | 去痰 |
カミツレ(キク科) | 花 | 抗炎症 |
フキタンポポ(キク科) | 葉 | 咳止め、去痰 |
ニガハッカ(シソ科) | 全草 | 咳止め、去痰 |
ザボンソウ(ナデシコ科) | 根 | 咳止め |
ウイキョウ(セリ科) | 種子 | 咳止め |
ラベンダー(シソ科) | 花 | 頭痛 |
ヒレハリソウ(ムラサキ科) | 根 | 去痰 |
ローズマリー(シソ科) | 全草 | 頭痛 |
ヒソップ(シソ科) | 全草 | 風邪全般 |
アロマテラピーの楽しみ方
風邪の予防と回復法。風邪のときのアロマテラピー