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ドレッシングやマヨネーズに使えるハーブビネガー
新鮮なハーブを食酢に漬けると、ハーブの色と香りがついた、ひと味ちがったビネガーができます。原料の食酢も純米酢、リンゴ酢、ワインビネガー、穀物酢など好みに応じて使いますが、ワインビネガーとリンゴ酢が、ハーブビネガーによく合います。ハーブを選ぶことによって、自分にあったビネガーを作れます。このビネガーにオイルと塩、コショウを混ぜるとドレッシングができます。また、卵などと混ぜて、香りのよいマヨネーズを作ることもできます。
特にビネガーに合うハーブに、ワサビダイコンの根を短冊切りにしたもの、ディルの未熟な果実がついた花穂、キンレンカの蕾や未熟果実、ニンニクの鱗茎をすり潰したもの、紫バジル、タラゴンなどがあります。
ハーブビネガーの一般的な作り方
ハーブは水洗いし、完全に水気をきってから使います。この時ハーブを軽く揉んでおき、香りが抽出されやすくします。ハーブは温めた食酢に全体が浸かる程度にして、栓をして強い日光に当たらないようにして、2~3週間室内に置いてから、ハーブを除きます。ハーブは長期間放置しないように気をつけましょう。びんには金属の栓はしないようにして下さい。金属を使うと酢と反応して変色するので注意が必要です。
ハーブビネガーが合う料理
マリネ、グレービーソース、スープ、シチュー、サラダのドレッシングとして利用できます。また、ビネガーを炭酸で割るとサワードリンクです。酢やレモン汁の代用として料理に使います。ディルビネガーは、新鮮なキャベツの料理にうまみを増し、タラゴンビネガーは肉料理の味を引き立てます。
タラゴンのハーブビネガー
- 新鮮なタラゴン100gを水でよく洗い、完全に水を切っておきます。
- 葉が落ちない程度に、手で軽く揉んでから消毒したビンに入れます。
- ワインビネガーを500mlを静かに注ぎ、タラゴンが完全にビネガーに浸っているようにします。
- 栓をして2~3週間置いてから、ビネガーをろ過して、タラゴンは除いて必要に応じて使います。
この他、スパイス、ワサビダイコンの根、レモンなどを使って、スパイシーなビネガーも作れます。
ハーブビネガーに使うハーブ | |
植物名(科名) | 利用部位 |
ローズマリー(シソ科) | 葉、茎 |
タイム(シソ科) | 全草 |
ディル(シソ科) | 葉、未熟果実 |
セージ(シソ) | 葉、茎 |
バジル(シソ科) | 葉、茎 |
ハッカ(シソ科) | 全草 |
ウイキョウ(セリ科) | 葉、果実 |
タラゴン(キク科) | 葉、茎 |
トウガラシ(ナス科) | 果実 |
キンレンカ(ノウゼンハレン科) | 果実 |
ハイビスカス(アオイ科) | 花 |
ニンニク(ユリ科) | 鱗茎 |
ワサビダイコン(アブラナ科) | 根 |
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