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お茶は文化
お茶はその国の文化と深い関係があります。その種類や役割はいろいろで、ある地方では元気をつける目的に、嗜好品として習慣的に飲まれたりします。大きく分類するとお茶と呼ばれるのもには2種類あります。
世界で最も愛飲されているのがティー(Tea)と呼ばれるもので、タンニンを豊富に含んでいて、発酵して用いるタイプです。このようにして飲まれているものに、烏龍茶や紅茶などがあります。もう一種は浸出茶(Tisane)と呼んでいるもので、乾燥した植物や生の葉を熱湯で3~10分間浸出させてから、濾して、熱いうちに、または冷やして飲むお茶です。
コーヒー、焙じ茶、麦茶、緑茶などは加熱して、適度に香ばしい味にしてから飲みますが、これは浸出茶の仲間といえます。ハーブのお茶にも二種類あって、タンニンの豊富なハゴロモグサの葉、ラズベリー(木苺)の葉、ワイルドベリーの葉などは、発酵させてお茶にします。もう一種類は葉、種子、根、花などをそのままか乾燥させて、お茶にして飲む方法です。
一般的には、乾燥品か生のを熱湯で3~10分間浸出させてから、濾して飲むことが多いようです。
ハーブ茶の楽しみ
ハーブ茶はカフェインを含まないので、だれでも気楽に飲むことができ、健康増進に役立つものが多くあります。ハーブ茶は色に変化があり、思わぬ色や香りに出会えます。ハーブ茶はティーバック方式のものも売られていて、単味のものやブレンド品も多くあります。はじめてハーブ茶を楽しむ人はまず市販のこれらティーバックを買って、味を覚え、徐々に自分の味を作るのがよいと思います。特にハーブを混合する場合は、まず単味のハーブから、少しずつブレンドして、自分の好みを見つけましょう。
応用例
- 新鮮なハゴロモグサの葉:4、ラズベリーの葉:4、ペパーミントの全草:1の割合で混ぜて温度の高いところに(25~35度)萎れるまで置く。
- よく揉んで袋などに入れ、30~40度位に1~2日置いてから、陰干しするとお茶ができます。
お茶の原料になるハーブ |
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植物名(科名) | 利用部位 | 植物名(科名) | 利用部位 |
ベルガモット(シソ科) | 全草 | ヒメウイキョウ(セリ科) | 種子 |
ペパーミント(シソ科) | 全草 | セロリ(セリ科) | 種子 |
スペアミント(シソ科) | 全草 | カミツレ(キク科) | 花・蕾 |
タイム(シソ科) | 全草 | ローマカミツレ(キク科) | 花・蕾 |
レモンバーム(シソ科) | 全草 | セイヨウタンポポ(キク科) | 根 |
ローズマリー(シソ科) | 全草 | キンレンカ(キク科) | 花 |
スィートマジョラム(シソ科) | 全草 | マロー(アオイ科) | 花 |
ディル(セリ科) | 全草・種子 | クルマバソウ(アカネ科) | 全草 |
ウイキョウ(セリ科) | 全草・種子 | バーベナ(クマツヅラ科) | 全草 |
ラベージ(セリ科) | 茎・種子 | カーネーション(ナデシコ科) | 花 |
アニス(セリ科) | 種子 | レモングラス(イネ科) | 葉・茎 |
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